ナードジャパンのアロマ講座を受講生の立場から紹介します②レッスン7~12|NARD JAPAN

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こんにちは。

前回に引き続き、ナードジャパンのアロマアドバイザーの講座について、紹介していきます。

(①はこちらから読めます→「ナードジャパンのアロマ講座を受講生の立場から紹介します①レッスン1~6」)

私は1週間に1度くらいのペースで受講していましたが、こんなにハイペースで受講する人は珍しいようで、はじめは先生もすごく驚いていました。

少なくとも私が通っているところでは、レッスン12が終わった後に試験対策講座が1回行われます。そしてその試験対策から1ヶ月くらい試験勉強の期間を設けて試験に臨む方が多いとのことですが、私は学生としての生活がスタートする前に試験勉強も猛スピードでやり、すぐに受験する予定でいます。

不合格だった場合、お金を払えばまた受けられるのですが…果たしてスピード1発合格はできるのでしょうか!?ガリ勉の力の見せ所です。(笑)

レッスン7|風邪やインフルエンザの予防

主な授業内容:毎日を元気に過ごすために~風邪やインフルエンザの予防~
実習:風邪予防&改善のためのジェル

もう、こんなページを見てくださってる皆さんならご存知の方も多いと思いますが、「感染症対策」って本当にアロマをはじめとした自然療法の真骨頂ですよね!西洋医学と自然療法の良いところと使いどころを見極めて、QOL(生活の質)を高めていきましょう。

例えば、何らかの病気で抗生物質を飲むように病院で言われたときは、自己判断で中途半端に飲むのではなく、決められた錠数を決められた期間でキッチリ飲み切りましょう。中途半端に飲んだり飲まなかったりすると、体内で「薬剤耐性菌」ができてしまい危険です。

そのようにして飲むべき時は使い方を守って飲んだ方がいいのですが、「何でもかんでも全部薬で対応しておけば間違いない」ではなく、自然療法も取り入れると便利です。

風邪を治せるのは自分だけ

私は子どもの頃に風邪をひきやすく、よく母に病院に連れていかれました。「風邪をひく→病院で注射or点滴or薬をもらう」というサイクルがしみついていました。

中学生になったある日、母に「風邪気味っぽい」と伝えると「じゃあ病院に行こうか」と2人で当たり前のように病院に行きました。「風邪気味」だったので咳や鼻水など、症状は軽かったんです。

お医者さんに「何が辛い?どれが一番辛い?どうしても耐えられないものがあるなら薬を出すけど、別に出さなくてもいいよ。」と言われました。

母が「せっかく来たんだし何か処方してもらっときなさい」と言ったので「じゃあ、一番辛いのは鼻水ってことで」と一応薬をもらいました。そこで私は「風邪なのに何もしない・何も処方しないっていう選択肢があるんだ」と不思議に思いました。

大人になって調べてみたところ、「風邪」は「何かしらのウイルスに(鼻腔から上気道の)細胞が感染することで炎症が起こる疾患の総称」でした。何といっても一番驚いたのは「風邪を治すことができるのは、自分だけだ」ということです。お医者さんや看護師さんや薬剤師さんが治してくれるわけじゃないんです。

自分の細胞がウイルスと戦うのを応援し、結果を待つしかない」のです。

言われてみれば当たり前のことで、骨折すれば整形外科医師がボルトやギプスで固定をしてくれるので「お医者さんが治してくれた」と思ってしまいがちですが、その固定された骨と骨のつなぎ目をくっつけるのは、自分の体の自然治癒力でやっていることなのです。

切り傷ができたときに砂がついていたら洗ったり、ホコリなどから傷口を保護するために絆創膏やワセリンをつけることはできますが、結局傷をくっつけてくれるのは自分の細胞の働きでしょう。

風邪の場合も同様で、外からなんだかんだやったとしても最終的に「風邪を治す」のは自分の体がやることです。じゃあなんで世の中に薬があるの?という話になりますね。

薬は何のためにあるの?

免疫力を高めて風邪と戦うためには「睡眠」がとても重要な要素になります。もし咳があまりにも酷すぎてゆっくり眠れないようだと、体はウイルスと戦うエネルギーを十分に確保できずに、風邪が悪化したり長引いてしまう可能性があります。だったら咳を鎮めて睡眠をしっかり取れるようにすることで、体の免疫力を上げるのに有効だと言えるでしょう。

しかしそもそも、なぜ咳が出ているのかと言えば「体がウイルスを外に出そうと頑張っているから」です。子どもが熱を出したときに「こんなに顔赤くしちゃって!大変!」「苦しい思いをして可哀そう!」と即座に解熱剤で熱を下げる人もいます。

でも、なぜ熱が出たのかと言えば「(ウイルスが熱に弱いため)ウイルスに不利な環境を作り、逆に体内の免疫細胞たちが働きやすい環境を作って、早く的確にウイルス退治をしようとしたから」です。

それを「発熱だ!大変!」と解熱剤で下げてしまったら、「ウイルスが戦いやすく、免疫細胞たちが働きづらい環境」を手助けしている…つまり体の働きを妨害していることになります。

免疫細胞の働きを応援するどころか邪魔をしているので、逆に風邪が長引くことになります。だから、目安として「眠れないくらい酷い」ものでなければ、咳や鼻水もどんどん出して「ウイルスとさよならしようとしてるんだな」と安静にしていればいいと私は思っています。

もし自分や子どもが「これは風邪なのかな?いつもと様子が違う気もするけど、他の病気にかかってないかな?」と心配な人は、一旦病院に行って「これは風邪ですよ。」と診断してもらってから、アロマの力を借りつつお家で体を休ませるのもいいと思います。

体の働きをサポートする自然療法

なぜ「感染症対策」が自然療法の真骨頂と言ったのかというと、先ほどの西洋医学の薬の例だと、症状を鎮めることが体の働きの邪魔になっていたじゃないですか。

でもアロマテラピーなら「抗ウイルス」「免疫刺激」「自律神経調整」などの特性を持った精油を使うことで、体の働きの補助をしてあげることができるんです。

中学生のときの私の例のように、小さい子どもを病院に連れて行ったら「重篤な症状じゃないので、安静にしていれば大丈夫ですよ。」と言われてしまうと「あの病院は子どもが苦しんでいるのに何もしてくれないから、悪い病院だ。」と思ったり、何もしてあげられないことに不安が募ってしまう人もいるそうですが、薬以外の手立ても知っておくことで、気持ちも楽になりますよね。

実習ではユーカリを主役にしたジェルを作りました。サラッとした付け心地で、呼吸が楽になりましたよ。先生が「手作りヴィックスヴェポラップが作れますよ~。」と言っていたので、成分を調べてみたら本家もユーカリ油が入っているんですね!

(本家ヴィックスヴェポラップ→「大正製薬商品情報サイト」)

ぜひアロマで感染症対策、やってみてください。

(感染症対策レシピの例→「PUKALANIアロマレシピ集>アロマで自家製ヴィックスヴェポラップ」)

(こちらは虫刺され用ですが、ジェルを使ったクラフトの例→「GROUND TREE お子様の虫刺されあとに。かゆみ止めアロマジェル【作り方】」)

(バームで製品化されているものもあります→「ニールズヤード>オンラインショップ>ユーカリバーム」)

レッスン8|アロマトリートメントで癒される

主な授業内容:アロマトリートメント~やさしい香りと心地よいタッチで癒やされる~
実習:トリートメントオイル

レッスン8では「なぜアロマトリートメントがストレスケアに良いのか」ということと、キャリアオイルの使い分けの勉強をします。

ナードのテキストで紹介されているのはセルフハンドトリートメントの手順ですが、私が習っている先生は別の手順もプリントを用意して教えてくれました。座学や講師活動だけでなくタッチングに興味がある方は、ボランティアや家族へのトリートメントに踏み出すきっかけになるんじゃないかなと思います。

面白いことに「ゆっくりとやさしく」トリートメントを行うと、された側はもちろん施術した側のストレス値も下がるという実験結果があります。ちなみに受け手役とセラピスト役の2人が緊張していると、逆にストレス値は上がってしまいます。(苦笑)

普通は仕事をすればするほどストレスが溜まるはずなのに、施術をするほど幸せホルモンの「オキシトシン」が分泌されてストレス値は下がり、幸福度が上がる職業って面白くないですか?お金をいただいているのに、こちらが癒されているんです。

ちょっとスピリチュアルな話をしますと、私は感受性がかなり高いのでセラピストはやめたほうがいいと風水師さんに言われました。リラクゼーションサロンだとどんな「気」を持った人が来るかわからない、悪い気を持った人が来たらそれをもらってしまうから、講師活動のほうが接する人間が限られていて良いとのことでした。感受性が高すぎず、タフな人はセラピストに向いていそうです。(^_^;)

さて実習はカモマイル・ローマンをホホバオイル9:アルガンオイル1で希釈したトリートメントオイルを作り、ハンドトリートメントの練習。オイルがたくさん余ったので帰宅後に旦那に受けてもらいましたが、ホホバオイルは肌なじみが良いのでベタつかず気持ちよかったそうです。

(こちらのサイトで簡単なハンドトリートメント手順が紹介されています→「アロマライフスタイル>アロマテラピーお悩み別アロマケア>介護に役立つアロマハンドトリートメント」)

レッスン9|痛み、炎症へのアプローチ

主な授業内容:スムーズに動けるからだになろう~痛み、炎症へのアプローチ~

実習:痛み・炎症緩和クリーム

レッスン9では痛みや炎症、生活習慣病の勉強をしていきます。「痛みや炎症」といえば、「ぶつけた」とか「スポーツでの筋肉痛」というイメージが強いと思います。

「酸化ストレス」関連の書籍が多く出版されるようになりました。ストレスや紫外線や大気汚染により「活性酸素」が過剰に発生し、それが細胞を傷つけることによる「酸化ストレス」が老化や病気の原因の9割ではないかという説もあるほどです。

だから「怪我をするような職業じゃないから、炎症とは無関係だなぁ」ではなくて意外と「炎症」は身近な存在なのだと覚えていてください。

突然ですが、癌を意図的に作るにはどうしたらよいか知っていますか?

「活性酸素が死を招く」(医学博士 丹羽靱負著)でウサギの耳を1年間コールタールでこすり続ける話が出てきますが、要するに「慢性刺激」で癌を作ります。

(山極勝三郎博士を取り上げたサイトにもコールタールで癌を作る話が出てきます→「意気昂然と二歩三歩~山極勝三郎博士の生涯と実績~>人工癌実験の成功」)

よく「辛いものの食べすぎはよくないよ」とか「過度な飲酒は控えましょう」という言葉がありますが、ある意味正解なんです。「ある意味」と言ったのは、病気の原因は複数組み合わさっていることも多いので「お酒を控えたら120%癌にならないか?」と言われるとそうではなく、他の部分も見たほうがいいということですが、でも「全く意味がない」ことはないのです。些細なことでも一歩ずつ歩んでいくことが大事♪

癌だけではなくて、「ストレスで胃が痛い~!」なんて言いますがあれも胃液が出すぎたり、胃を守る胃粘液の分泌が減ったりして細胞が傷ついてしまった「炎症」です。頭痛でも肩こりの痛みでも、関節痛でも何でも、「痛み」があるところには必ず「炎症」が起こっていると言われています。

「炎症」は意外と身近であり、日常生活の中でも放置せずに意識してあげることが大事。それが美容や健康、ひいてはQOL(=Quality of Life=生活の質)を上げることにつながると覚えていていただけると嬉しいです。

さて実習では肩や腰、メタボリックシンドローム対策用のクリームを作ると教科書に書かれていたのですが、私も一緒に受けている受講生さんも、あまり肩・腰・メタボに悩みがありませんでした。私はちょうど旦那が副鼻腔炎の炎症に悩んでいる時期だったので、その対策ロールオンを作りました。

テキストのレシピだと「シアバター」でクリームを作るのですが、「バター」という名の通りコテコテに固くて使い勝手が悪いそうなので、ブレンドオイルを作るように先生が提案してくれました。

ラベンダー・スピカ、ユーカリ・ラディアータ、ペパーミントをブレンド。痛みで切羽詰まっていて同時期に「なた豆茶」も飲み始めたので、どっちがどのくらい良かったのかわからなくなってしまいましたが、使い始めて1日後には痛みが気にならないくらい弱くなり、呼吸が楽になったそうです。

(副鼻腔炎となた豆茶の記事も書いているので、よかったらこちらもご覧ください→「副鼻腔炎(蓄膿症)の旦那にハーブティーを飲ませた結果①|副鼻腔炎とは|西洋医学的アプローチ

副鼻腔炎(蓄膿症)の旦那にハーブティーを飲ませた結果②|東洋医学的アプローチ

副鼻腔炎がひどくなった旦那に買わされたものは|なた豆茶|蓄膿症」)

呼吸器用のブレンドだと、花粉症で鼻が詰まって息をしづらい時にもよさそうですね。余ったオイルは私が使うとしましょう。(笑)

レッスン10|体質改善のための精油

主な授業内容:体質改善に役立てるブレンドオイル

実習:体質改善のための精油~心身のバランスを整えて~

私も一緒に受講している生徒さんも占い好きだったので、「ヒポクラテスの体質診断」がとても面白かったです。50問の質問にイエス・ノーで答えて〇の数を合計し、割合を計算することで診断結果を出します。

ちなみに他の記事でも書いていますが、私は黒胆質(神経質・憂うつ質とも言われるそう)です。真面目で忍耐力があり、一人で作業や勉強をするのが得意です。そして一番鬱病になりやすい。(笑)

リンク先のセンティア(池田)さんお手製の表ですが、ナードの講座ではこんな感じに体質や精油を分類します。

(参照→「アメブロ>渋谷のアロマスクール センティア」)

私は黒胆質で放っておくとどんどんグラフの右上側に行ってしまうので、左下にある精油を使うことでなるべく体質を真ん中に寄せ、バランスを取ると過ごしやすくなる…ということになります。

アロマの初心者向けの記事や本などを読んでいると、「ピンと来た香りが今のあなたに合っている香り」とか「心地よいと感じる香りが今のあなたに必要な香り」なんて書いてあるんですが、確かに自分の体は正直なのかもしれません。

自分の体調や天候などによって、毎日心地よいと感じる香りは変化するものですが、私は基本的にイランイラン、カモマイル・ローマン、ジャスミンなどの香りを好むことはあまりありません。(私がこれを使うと体質がどんどん左上に寄っていきます。)

ペパーミント、ティートゥリーなど、いつも心地よいと感じる香りは表の左下の精油でした。やっぱり体質に合うものは心地よく感じるし、合わないものは「何か好きじゃないかも」と思うものなのですね。

実習ではマジョラムクローブをブレンドしたオイルを作りました。私は「朝起きられない」「だるい」「寝ても寝ても眠い」ということが多いので、「副交感神経優位」な体質かなと予想していたのですが、黒胆質は「交感神経亢進(=行き過ぎ、過剰の意味)」という体質でした。

朝になると交感神経が優位になり、副腎からストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」が適量分泌されるのが健康な人の体なのですが、私(黒胆質の人)の場合はコルチゾールを出して出して出して出して出して…もう副腎が疲弊しきってコルチゾールが出なくなっている状態らしいです。

そんなにストレスと闘っているつもりはなかったのですが…日常生活を送るだけですごい闘ってくれているみたいです、私の体。(笑)そんなに戦わなくていいのに。そりゃ疲弊もするよね。(^_^;)

私のような黒胆質の人は神経強壮作用のあるモノテルペンアルコール類の精油を中心にブレンドするとよさそうですね♪

(コルチゾールについての参考記事を載せておきます→「医療法人全人会 小西統合医療内科>[コラム] ストレスホルモン「コルチゾール」と副腎の関係」)

そして参考学習としてもう一種類、痩身用ブレンドオイルを作ろうとテキストにあるのですが、特に瘦身オイルを使う予定はなかったので、柑橘とジンジャーで消化促進用オイルを作りました。

消化不良を起こしやすい旦那へのプレゼントとして作ったのですが、消化うんぬんに関わらず匂いに一目惚れしてしまい、私がめっちゃ使ってました。自分が柑橘好きだとは思っていなかったのですが、マンダリンの香りが好きみたいです。(^_^;)

レッスン11|抗菌アロマテラピー

主な授業内容:抗菌アロマテラピー~精油の抗菌作用で生活環境を整える~

実習:①石けん②抗菌スプレー

私の感覚だと今から5年くらい前でしょうか。重曹クエン酸を使った掃除が流行り始めたように思います。私は防虫剤や合成香料の芳香剤などのにおいを嗅ぐと頭が痛くなることが多いので、お掃除アイテムも精油を活用して自分で作れるとすごく助かりますね。

(防虫剤で頭が痛くなる人は私以外にもいるみたいなので関連記事載せます→「独立行政法人国民生活センター>衣類の防虫剤を使用したら体調が悪くなった」)

石けんづくりは、本格的なものは苛性ソーダという劇薬を使いマスクとゴーグルをつけて慎重に行うものです。

(本格的な石けんづくりはこんな感じです→「手作り石けんのブログ」)

(こちらのサイトではペットボトルを使う工夫がされています→「uki☆uki☆せっけんライフ>ペットボトルでかんたん、安全に石けんを作る」)

その他に①電子レンジで溶かして型に流しこむだけのMP=Melt(溶かす)&Pour(注ぐ)」ソープ

(MPソープで作るとこんな感じ→「Craftie Style 暮らしを彩るハンドメイドマガジン>せっけん>透明なせっけん『グリセリンソープ』の簡単な作り方」)

②今回私が作った、粒状の石けん基材に精製水や精油を入れてこねるだけの「手ごね石けん」がアロマショップなどで売られています。

(手ごね石けんだとこんな感じ→「アロマライフスタイル>DIY・レシピ>誰でも作れる♪お肌にやさしい「手ごね石けん」の作り方」)

MPソープや手ごね石けんであれば、お子さまと一緒に楽しむこともできますので、夏休みの自由研究課題などに良さそうですね。

私も以前、生活の木のハロウィンイベントでかぼちゃの型を使ったMPソープの石けん作りを体験しました。向かい側には小学生のお子さんとお母さんが座ってましたね。簡単で楽しかったです♪

今回ナードの実習ではゼラニウムを主役にした美肌石けんを作りました。ちなみに水分はハーブを煮出したりせず精製水をそのまま加えて、色付けにはピンククレイを少し入れました。生地がまとまったら、ラップにくるんでマドレーヌ型に押し込むことで、貝やお花などの形をした石けんが作れますよ♪

実習その2は「抗菌スプレー」。無水エタノールと精製水で作るので、レッスン1で作ったルームスプレーの材料とほぼ一緒ですが、せっかく「抗菌」がテーマなのでスパイス系の精油を使うようにしました。

オレガノ、クローブ、シナモンなどのスパイス系精油は、抗菌作用が抜群なのですがその分皮膚刺激も強いので、排水口やトイレの掃除用に使います。

もし手の消毒アイテムを作りたかったら、禁忌(皮膚刺激)のないティートゥリーをジェルで希釈して抗菌ハンドジェルにするなど、肌に直接塗るものとそうでないもので精油をしっかり使い分けていきましょう!

レッスン12|妊娠、月経トラブル、更年期

主な授業内容:女性のためのアロマテラピー~妊娠、月経トラブル、更年期~

実習:ブレンドオイル

教科書では女性の体のこととそれに対応する精油を勉強します。最近では「男性の更年期障害」も知られるようになりましたが、まだまだマイナーなのではないでしょうか。

「女性は不調があったら婦人科に行けるけど、男性はそういうのがないから『イライラする』『落ち込む』なんて精神科に行って、(根本原因に)合ってない薬を出されて余計悪化したりして、かわいそうですよね…。」と先生が言っていました。

男性の更年期もそうですが、例えば鬱になりかけのときや、子どもが学校に行こうとするとお腹が痛くなるときなど、そういう明らかな「切り傷!」「骨折!」「心筋梗塞!」などの怪我や病気と違って、他人からはわかりにくい不調のとき、昔なら「甘え」「怠け」で片づけられることもありましたよね。

私は小学生のとき車酔いや過活動膀胱が酷かったのですが、家族の中に同じ経験した人がいないので「大げさだ」とか「気の持ちようだ」と怒られてしまい、体の辛さとそれを他人にわかってもらえない辛さのダブルパンチで落ち込みました。

そういう時にアロマの力があれば「とりあえずこれ塗っておこう!」とか、手を動かせるじゃないですか。それだけでもだいぶ心が楽になると思うんですよね。

私がまだ正社員だった頃、社員旅行に向かうバスの中で酔ってしまった人がいました。ハッカの精油を持っていたので「よかったら嗅いで!少しでも変わるかもしれないから!」と渡しました。

私が子どもの時にもそういう手段があれば、そうして手を差し伸べられたのになぁ~と思います。実際に過去の私に手渡すのは不可能なので、困っている人がいたらなるべく手助けしようとお節介婆への道を突き進んでおります…。

それで今回のテーマが「女性のためのアロマテラピー」ということで、PMSや生理痛、更年期障害用のブレンドですね。

私の母も更年期障害が原因の体調不良で、2回救急車に乗ったと言っていました。その体調不良を防ぐための対策をお医者さんに聞いてみたそうなのですが、「更年期になってホルモンバランスが崩れる」っておかしいことではないので、時間が解決してくれるのを待つしかないと言われたそうです。

世の中にはホルモン療法や漢方、サプリメントなどもあるようですが田舎の病院だからなのでしょうか、やるべき治療は特にないと言われてしまいました。

(小林製薬のホームページで解説されています→「小林製薬 命の母」)

「妊娠は病気じゃない」という言葉がありますが、あれは「病気じゃないから休まず怠けず勤勉に過ごしましょう」ということではなく「妊娠が正常に経過しているから、治療が存在しない」という意味ですよね。

「更年期にホルモンバランスが変わる」って、「幼児期はグングン大きくなる」とか「思春期には胸が膨らむ」とか「成人したらもう背は伸びない」っていうのと一緒なのではないでしょうか。

「17歳になったあたりから、胸が少しずつ大きくなってるんです!変なんです!治してください!」と病院に行っても「体はそういう風にできてるから。病気じゃないから大丈夫だよ。治療も存在しないよ。」と言われるはずです。だから「45歳を過ぎた頃からホルモンバランスが乱れてるんです!」と言っても「体はそういう風にできてますから。」という話なんですね。

そんな風に「治療法が存在する病気ではないが、不快症状がある」という場合にもアロマやハーブなどの力は頼りどころです。(女性ホルモン様作用がある精油もあるので、注意して使いましょう。)

さて私は生理のときに頭痛が起こることが増えたので、バジルとペパーミント精油を使うことにしました。女性ホルモンの乱れから痛みが来ている可能性もあるので、せっかく勉強したクラリセージも加えることに。次の生理のときに使ってみて、体調が変わるのかどうか楽しみです♪

次回は試験対策や実際に試験を受けてみての感想を記事にできたらと思っています。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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