読んでみた|「どんなに繊細な人でもスーッと気持ちが楽になるマレーシアのすごい思考法」|感想|レビュー

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こんにちは。

今回は、読んでよかったKindle本の紹介・感想記事です。

私は子どもの頃から読書が好きで、今ではKindle Unlimitedに登録しながらも、Unlimited対応していない電子書籍や、紙でしか出版されていない本も別で買って読んでいます。

「趣味だから」というのもあり、「読んだ内容やライティング技術を今後の仕事に活かせたら」と勉強を兼ねて読んでいる意味合いもあります。

貧乏育ちなので、一石二鳥が大好きです。

そんな読書生活の中、まめさんという方の「どんなに繊細な人でもスーッと気持ちが楽になるマレーシアのすごい思考法」をTwitterで知り、読んでみたらとても良かったので、ブログの記事に残しておきたいと思いました。

(これ以外にも、過去に読んで「質が高すぎる!すごい!好き!」と興奮した本はいくつもあったのですが、私の忙しい時期と重なっていたりして、良いと思っただけで終わってしまったものもあり、悔しいです…。今よりも時間に余裕ができたら、もっとこういうブログ記事を書けるような生活にしていきたいと考えています。)

それでは、特にビビッと来た部分を引用しながら、私の感想を綴っていくことにしましょう。

プロローグ~1章 なぜこんなにも傷つきやすく疲れやすいのか?

疲れやすくて真面目な繊細さん

すぐに疲れ、回復するのにも時間がかかります。なんて体力がないんだろうと、ずっと思っていました。睡眠時間も他の人よりも長くとらないと、疲れが取れません。

プロローグ より

これを読んだとき、私の生活が監視カメラで見られているのではないかと思いました。(笑)

私自身も疲れやすくて過眠気味で、休みの日は15時間ぐらい寝てしまうときもあります。

最近、日頃飲んでいる漢方薬の種類を変えたのと、整骨院や鍼灸院に行っているのでだいぶマシになりましたが、それでも「好きなように過ごしていいよ」と言われれば、1日中平気でぐで~んとしていられます。

体力がある人・体力がある人しか周りにいない環境で過ごしてきた人から見ると、「なんてだらしないの!もっとしゃんとしなさいよ!」って言いたくなるんだろうなと思います。

「疲れやすいなら運動して体力をつければ?」と思われそうですが、私は学生時代に運動部で全国大会に出たこともあるほど、実はスポーツをやってきた人間なのです。

「体力」というより気配りをして気を消耗するので…「気力」という言葉が合っていそうですね。運動で消耗するのとは、また別の種類の疲れなんです。

私も繊細さんをテーマにした本を書くようになって知ったことですが、繊細さんは他の平均的な人よりも脳でキャッチしている情報量が多いから、疲れて当たり前なのだそう。最近では「じゃあ、しょうがないか!」と割り切れるようになりました。

育った環境が酷似!?心をわしづかみにされる

1章では「アスペルガーの父」「褒めない母」が全く同じで、ついつい親近感がわいてしまいました。家族の中で居場所がなくて、布団を被って泣いていたことも全く同じ。真面目過ぎることも全く同じ…。

あまりにも共通点が多く、序盤で心をグッとわしづかみにされてしまった私なのでした。

よく、文章を書くときには「これは私のことを言っている」と思ってもらえるように書きなさいという話がありますが、過去をさらけ出すのっていいですね。

一か八かで失敗すると「あーはいはい、あなたはそうだったんですね。でも私は違うし、あなたの昔の話は興味ないし、さっさと役に立つこと教えてくれません?」ってなっちゃうんです。

でもうまいことバチーンとはまると、私ナツのように「これって私だ!」と読者が思って、めちゃくちゃ濃いファンになります。

特に個人で仕事をする場合、「失敗しないこと・当たり障りのないこと・無難であることを目指すな」と言われることが多いです(本とか講座で)。

「100人中99人に嫌われてもいいから、たった1人にトコトン突き刺さるものを目指せ」って言われることはよくあるんですが、私は見事にその1人になってハートを射られた気分。

そういう「突き刺さる」がきちんとできている作品に、とても魅力を感じました。

3章 マレーシアで出会った不思議な人たち

ゆるくてテキトーで、いいなぁ

助けてくれた華人のおじさんのトタン屋根には、2羽の雄鶏が住んでいます。(中略)助けてくれたおじさんが引っ越した後、食パンをいつもあげるようになりました。どうやらおじさんたちが飼っていたわけではなく、それより前の住人が置いていったのでしょう。

ケース2 屋根の上を歩く鶏がうるさい より

これを読んで、大爆笑しました。「いや、おじさんの鶏じゃないんかーい!」って。(^_^;)

そしてまだ続きがあります。

そんなある日、まだ薄暗い早朝、鶏のけたたましい叫び声が聞こえてきました。(中略)どうやら誰かからここに鶏がいることを聞きつけ、鶏をさばくために誘拐したようです。

ケース2 屋根の上を歩く鶏がうるさい より

「しかも、話の終わりは鶏が赤の他人に〇されて食べられるところなんかーい!」って、確か飛行機の中で読んでいたのですが、笑いをこらえきれずプププッてなりました。(^_^;)

こういう話を聞くと「あぁ、テキトーだなぁ、いいなぁ」って思います。

誰のかわからないペットがいて、「じゃあ今から俺のものだ!」と決めるでもなく何となく共存して、ある日全然知らない人が食べちゃって。自然と共に生きている感じがします。

「じゃあ日本でもペットを無責任にテキトーに買うことがいいのか?」と言ってしまうと、狂犬病がどうのとか、外来種のせいで在来種が絶滅危機でどうのとか、色々問題が生まれると思うので、テキトーであることだけが正解ではないのですが…

現地でしか見られないようなエピソードに心が緩みました。私が真面目過ぎるタイプだから、なおさらです。

6章 人と比べることなく自分を愛する

最後の「特にビビッと来た箇所」はこちら。

あなたは友人の結婚記念日に8000円のケーキを買えますか?

結婚記念日に友人がホールケーキを買ってきてくれたシーンです。

日本で例えると、時給1000円として8000円。人の結婚記念日に8000円のケーキを出せるだろうか?そんな友達が日本にいただろうか?彼女の働いたお金は、彼女のお母さんを支える家計のお金でもあるのです。

3 愛は言葉の壁を越える より

とても感慨深いですよね。

そして少し前のページでは「もっと感謝をしろ」と自分の価値観を押し付けてくる男性の話が出てきます(マレーシアに行く前の話なので、おそらく日本人男性と思われます)。

私も「そんなこと気にしなければいいのに」のKindle本にて、「『やらなければいけない気がしていること』を手放して、100%心の底からやりたいことをやりましょう」という趣旨のことを言っていますが、それを思い出しました。

日本人って「自分が(お金や物を)あげたいから」よりも「常識だから・マナーだから・礼儀だから・しきたりだから」など「やらなければいけないから」で身を削ってお金や物を相手にあげますよね。

やりたくないのにやらされている気分になるから「こんなにもやってやったんだから、もっと感謝しろよ!」みたいな気持ちになるのだと思います。

そして、やりたくないことに対してお金・物・労力・時間などを義務感で使うから、本当に大好きな人・大切な人にあげるものが残らないのでしょう。何だか、もったいないですよね。

私も友人の結婚記念日のホールケーキに8000円を出せるような、純粋な人間になりたいと思ったのでした。

さいごに

こんな経験ができるのはご本人の人柄あってこそ?

最初はスラスラと読み進めて「マレーシアの雰囲気って温かいな」「マレーシアの人たちって優しいな」という印象を受けました。

しかし途中から「こんな風に助けてもらったり、祝ってもらったりできるのって、まめさんだからこそでは?」と思い始めたんです。

「きっと、マレーシアに行った全員が彼女のように温かい経験を得られるわけではない。まめさんが放つ温かさこそが、周囲をそうさせているのではないか?」

ちょっとスピリチュアルっぽい言い方をすると「彼女自身が引き寄せているのではないか?」と私は考えました。

そして同時に「やっぱり繊細さんってすごいな。私、繊細さん好きだな。応援したくなるなぁ」と思っている自分に気づきました。

今後も、”頑張り屋で傷つきやすくて優しい繊細さん”が少しでも生きやすくなるように、イン・アウトプットをして活動していきたいとやる気スイッチを押された今日この頃でした。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

まめさんの「どんなに繊細な人でもスーッと気持ちが楽になるマレーシアのすごい思考法」にハートを射ぬかれてみてください。

ではまた次回(^_^)/~

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