ナードジャパンのアロマ講座を受講生の立場から紹介します①レッスン1~6|NARD JAPAN

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こんにちは。

今回は私の復習も兼ねて、私が受講しているナードジャパンというアロマ協会のことを書いていきます。丸まんま教科書の内容を書いてしまうと著作権法違反になってしまうので、ネット上で見られるアロマ関連の記事のリンクを載せたりして、「だいたいこんな感じですよ~」と雰囲気を伝えていけたらと思います。

他の記事でも書いたと思いますが、まずナードジャパンそのものについて触れておきましょう。アロマといっても色々な団体や資格の名前があって、どこで何を学べばいいのか迷ってしまいますよね。

イギリス式アロマテラピーとフランス式アロマテラピー

昔はアロマテラピーを学ぶならAEAJ(=日本アロマ環境協会)ナードジャパンの二択だったそうです。アロマテラピーにはイギリス式フランス式があります。

(AEAJについて→「AEAJ公式HP」)

イギリス式アロマテラピー

現在日本で普及しているアロマテラピーはイギリス式であり、また精油は「雑貨」という分類で扱われています。せっかく植物から採れた天然成分100%の精油であったとしても、人工香料のルームフレグランスや車の芳香剤や柔軟剤などの、匂いを楽しむための雑貨と同様だということです。

(※「雑貨」であるため、「○○に効く」「病気が治る」というように医薬品まがいの謳い文句で販売すると、薬機法(旧:薬事法)に引っかかりますので注意してください。)

イギリス式では美容リラクゼーションのために精油を用います。以前アロマを使ったオイルトリートメントのサロンに行ったことがあるのですが、プロのセラピストさんが香りのバランスや体質に合わせて選んでくれるのと思ったら、「好きな香りを4種類までブレンドできます」としか言われなくて「これとこれって合いますか?」「どれがおすすめですか?」と聞いても「いえ、お客様の好きな香りで」と繰り返されるだけでした。

「じゃあ、プロのアロマセラピストのあなたがいる意味は…?」とその時はモヤモヤしてしまったのですが、リラクゼーションを目的とする場合は成分よりも「好きな香りであるか」ということが非常に重要になってくるので、仕方ない部分もあったのかなと思っています。

(イギリス式アロマテラピーのこと→「Tea-treeの森>エッセンシャルオイルコラム>マルグリットモーリー」)

フランス式アロマテラピー

対してフランス式はメディカルアロマとも呼ばれ、精油を自然療法の手段としてとらえています。フランスやドイツ等々、自然療法が進んでいるヨーロッパでは医師が処方箋に精油を書いたり、ハーブも薬局に売っていて薬剤師が扱っていたり、薬と同等のものだと認識されています。日本と全然違いますよね。

「植物の力=薬」といえば、私は「漢方」って中国出身の文化だと思っていたのですが、奈良時代に中国から伝わった「中医学」「中薬」が日本で独自の進化を遂げたもので、中国の「中薬」と日本の「漢方」は別のものみたいですね。

漢方って難しくてよくわからないイメージがありますが、原料として使われるものにショウガみかんの皮などもあるんですよ。意外と身近に感じませんか?身近な自然の力を活かした素敵な文化があったのに、江戸時代中期以降に蘭学の勢いに押されてマイナーな文化になってしまったのは残念ですね…。

(漢方について→「日本漢方生薬製剤協会>漢方の解説」)

ヨーロッパではそうした自然の力を活かした「緑の薬」が未だに熱心に研究・実践されているということです。病院のカルテってドイツ語で書かれるので、大学時代の医学部の友達は必ずドイツ語を専攻していたぐらいだし、ドイツって西洋医学一筋なのだろうと思っていたら、とっても自然療法が進んでいるみたいです。食品添加物の規制もかなり厳しいですし、健康に力を入れているんですね。

さて、私は初めてアロマを勉強しようと思ったときに、ネットで調べてみたらAEAJしか見つけられなかったので、とりあえずAEAJのアロマテラピー検定1級を取りました。アロマテラピーを勉強するのが初めての方は、歴史上の人物や精油に使われる植物の科名などを覚えなければいけないので、「無勉」では厳しいですが特に難解な問題やひっかけはないので、問題集を3周ぐらいすればそれほど苦労せずに合格できると思います。

アロマテラピーを始めるきっかけは人によって様々ですが、私が見聞きしてきた限り大きく分けると2パターンです。1つ目が香水や柔軟剤など、とにかく「香りが好き・嗅いでいて癒される」から精油も勉強してみようと思ったというパターン。2つ目が「本人や子どもが頭痛やアトピーなどの症状に悩まされて」いて、植物の力を勉強してみようと思ったパターン。

私が今メインでやっている仕事は「リラクゼーションセラピスト」です。日本には「あはき法」という法律があるため、国家資格を持っていない人は治療目的のマッサージができず、あくまで健康な人にリラックスを提供するためのトリートメントしかできません。

(ちなみにあん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を持っていないセラピストが「今から肩のマッサージをしていきますね~」なんて言うと法律違反なのですが、知らずに使ってしまっている人もいます。「肩をほぐしていきますね」とか「施術を始めていきますね」と言えばOKです。ややこしいですね。)

精神的安らぎを与えてあげられることも、ストレス社会である今の世の中には大変需要がありますし、素敵な職業だと思っています。しかし、私の母は病院で検査しても原因不明の重度の頭痛持ち。リラクゼーションサロンに来てくれるリピーターさんの中にも頭痛持ちの方は一定数いらっしゃいます。そして祖母は膝や肩関節の痛みから手術を受けました。

そんな人たちを身近で見て、力になりたいのに何もしてあげられない自分が悔しく、「癒し」を超えてもっと本格的に勉強しなければ…と思ったので、私にはイギリス式アロマテラピーでは物足りなく感じ、フランス式アロマテラピーを学ぶことにしたのでした。

(ちなみに、「癒しを超えてもっとやらなければいけないことがある!」と思った私はアロマ以外にも春から勉強する予定を立てているのですが、その内容については電子書籍に執筆するつもりです。)

ナードジャパンのアロマ・アドバイザーコース

そうして私が選んだナードジャパンですが、このような講座が用意されています。(右側は超~簡単な説明です。)

  • アロマテラピーベイシック  クラフト作りのワークショップを受講できる
  • アロマ・アドバイザーコース  家族のために精油を選んだり、一般の人にアドバイスできる
  • アロマ・インストラクターコース  アドバイザーを育てる
  • リラックス・トリートメントコース  家族や友人にアロマトリートメントできる
  • アロマ・セラピストコース  アロマトリートメントを職業にできる
  • アロマ・トレーナー  インストラクターを育てる
  • アロマセラピスト・トレーナー  アロマ・セラピストを育てる

(ナードジャパンの資格について→「ナードジャパン公式HP>資格・カリキュラム」)

ワークショップも素敵なのですが、私は自分がクラフト作りを楽しむためにお金と時間を使いたいというよりは、本格的に勉強していずれは仕事にも活かしたいと思ったので、アドバイザーコースを受講することにしました。(アドバイザーコース受講後にもベイシックは受けられます。)

レッスンは1回2時間程度のものが全部で12回あり、先生によっては試験対策講座などプラスアルファの講座を用意してくれています。この記事ではレッスン1からレッスン6まで学んだことについて紹介していきますね。

(ナードジャパンのアロマアドバイザーについて→「ナードジャパン公式HP>アロマ・アドバイザー」)

レッスン1|アロマテラピーと精油の基礎

主な授業内容:アロマテラピーと精油の基礎~香りから広がる豊かな世界~

実習:ルームコロン

テーマに「基礎」とあるように精油の抽出方法濃度計算のほか、結構盛りだくさんに基礎知識を学んでいきます。まだ化学の話には入りません。

実習は無水エタノールと精製水、精油を混ぜたルームコロンを作りました。私はトイレの空間にシュッとするためにペパーミントなどをブレンドしましたが、リビング用ならオレンジなどの温かい香り、寝室用ならラベンダーなどの優しい香り…など、シーンに応じて精油を選ぶ練習をしました。

ちなみにAEAJのレシピでは精製水が無水エタノールよりも多いのですが、ナードジャパンのレシピでは無水エタノールのほうが多いレシピになっていて少しびっくりしました。

「精製水+無水エタノール+精油」というスプレーのレシピはネット上にたくさんあると思いますが、空間にスプレーするものと化粧水代わりにするものでは無水エタノールの濃度が異なり、肌に悪影響がある場合もあるので「アロマ 化粧水 スプレー」とか「アロマ 排水口 スプレー」「アロマ ルームスプレー」など目的に合わせて検索し、それに合った記事を参考にするようにしてください。

(アロマルームスプレーのレシピ→「アロマとハーブの通販 『 STONE & EVER 』>生活の木>アロマスプレーの作り方 | 生活の木」)

レッスン2|精油の化学の基礎

主な授業内容:精油の化学の基礎~アロマテラピーのミクロの世界へ~

実習:軟膏

ナードの特徴といえば、何といっても「化学」です。「メントール」「リモネン」といった成分の名前を聞いたことはありませんか。ナードでは「○○の精油に含まれる××という成分は△△類に属し、□□作用に優れる」といったように、芳香成分類と成分の特徴を暗記することで、例えばむくみや抗菌など、使いたい目的に合わせた精油選びができるように目指します。

(芳香成分の勉強ってこんな感じ→「日本メディカルアロマテラピー協会 埼玉所沢支部校 エタニティ>メディカルアロマ>【芳香成分類】モノテルペン炭化水素を多く含む精油と作用」)

私が化学の勉強をするのは高校生のとき以来でしたが「テルペン系」「芳香族」「脂肪族」の3つに絞って勉強をしていくので、覚えることも限られていてそれほど辛くはなかったです。

(「構造」の勉強はこんな感じ→「AROMA LIFESTYLE>学び>現役教師が教えるやさしい精油の化学/3時間目:香り成分の構造と分類」)

実習は軟膏です。私はAEAJのアロマテラピー検定の教科書を参考に、植物油ミツロウで軟膏(クリーム)を作ったことがありましたが、今回の実習では人工合成のファーナス油ファーナスペレットを湯煎し、精油を加えて作りました。アロマ軟膏は練り香水としても使えるそうです。

(ファーナス油の説明→「SAE diary>ファーナス油」)

(同じくファーナス油の説明→「アメブロ>男がアロマで何が悪い!?>ファーナス油とは」)

「天然」と書くと良い印象があるためか、市販の基礎化粧品などで、ほんのちょっとでも天然成分が入っているとまるで「天然成分しか使っていない」かの勢いで「天然成分配合」を強調していますよね。

それだけ世間が「天然」に良いイメージを持っているということですが、「人工合成」も良いところはあるんですよ。まず酸化しにくいのが一番のメリット。そしてナッツや小麦などを原料としたオイルに対して、アレルギー肌にも使えるのがいいところですね。かなりサラッとしていて着け心地がよかったですよ。

(色々なキャリアオイル紹介→「キャリアオイルガイド」)

私がレッスン2を受けたのは12月で、ちょうど冷え込みと乾燥がひどくなっている頃。セラピストとしてお店に立つときも、客としてどこかのスーパー等へ行くときも、今年は特に消毒液をたくさん使うので、手のひび割れやささくれに悩んでいました。そこでミルラとラベンダーをブレンドし、ひび割れを癒せるような軟膏にしました。

ミルラフランキンセンスなど樹脂を水蒸気蒸留して採れる精油は、木部にできた傷を植物自身が癒すために分泌した樹液が原料だから、ひび割れた肌に良いと言われています。覚えやすいですね。

(樹脂精油のこと→「AromaTime>アロマ効果効能辞典>かかとのひび割れ対策に、アロマクリームでしっかり保湿してツルツルに★」)

(アロマ軟膏レシピ→「アメブロ>春月の『ちょこっと健康術』>アロマ軟膏・クリームのつくり方」)

レッスン3|アロマオイルでスキンケア

主な授業内容:アロマでスキンケア1~美しいお肌のために~

実習:美容オイル

スキンケアがテーマということで、お肌のことを生理学的に勉強していきます。私はナードで勉強する前から「美容薬学検定」を受けたり、セミナーに参加したりしていたのですが、改めてガッツリと勉強できて、忘れていたことを思い出せたのでよかったです。

(皮膚生理学ってこんな感じ→「ナチュラルハーモニー>講座一覧>皮膚の角質・真皮などの構造や生理学講座」)

最初はなんとな~くだった化学の知識も、このあたりから本格的に「テルピネン-4-オールが含まれている精油、他にもありましたよね、何でしたっけ?」と先生がクイズを出してくれたりして、成分を意識したナードらしい勉強になってきました。

セラピストを仕事にしている人でも、会社の研修やマニュアルが不十分で「リラックスだったらラベンダー」なんて一問一答のように覚えさせられている場合もあります。そうすると「どうしてですか?」「こっちじゃダメですか?」なんて、ふとお客様が興味を持たれたときに答えられなくて困ってしまうんです。アロマが好き・得意な方を対象に施術したり会話する場合は、本格的に勉強しておくといざというとき助けになりますよね。

さて実習は美容オイルということで、キャリアオイルに精油を加えたものを作りました。私はパルマローザホーウッドという精油をブレンドしましたが、パルマローザはローズほど高くないのにローズ調の甘くていい香りがするので、ゼラニウムのようにローズの代用品として使われることもあります。

(パルマローザについて→「アメブロ>MoriNote>ローズ、ゼラニウム、パルマローザ共通点は。」)

(アロマ美容オイルのレシピ→「サンキュ!STYLE>ビューティー>【潤い保湿】アロマ美容オイルの作り方」)

レッスン4|ハーブウォーターでスキンケア

主な授業内容:アロマでスキンケア2~ハーブウォーターでさらりと美肌~

実習:ハーブウォーターの化粧水

アロマ・アドバイザーの講座のほとんどは「精油」が主役になっていますが、このレッスン4では「ハーブウォーター(=芳香蒸留水)」を扱います。ナードでいう「ハーブウォーター」は植物を水蒸気蒸留した時の、精油より下に溜まっている水分のことを言います。

(ハーブウォーター(フローラルウォーター)とは→「くるくる日記 Natural Life Diary>フローラルウォーター(芳香蒸留水)は化粧水になる?」)

メーカー・お店によって「ハーブウォーター」の定義は様々なので、心配な方は裏の原材料表示を確認していただければと思いますが、アルコールやグリセリン、精製水と精油やハーブウォーターを混ぜたものをパッケージングして「ハーブウォーター」という商品名で売っているところもあるので、アルコールアレルギーの方などは注意して選ぶといいでしょう。

オイルトリートメント、すなわちキャリアオイルと精油を混ぜて肌に塗ると、良くも悪くも成分が体に浸透しやすいのですが、ハーブウォーターは成分のほとんどが「水」です。肌への吸収がマイルドなので、お子さんやご高齢の方、敏感肌の方にも使いやすいと言えます。

私は普段、化粧水代わりにシングルのハーブウォーターを手に取り顔になじませています。今回の実習ではニキビ対策としてレモングラスティートゥリーのハーブウォーターをブレンドしてみたのですが、レモングラスのハーブウォーターは扱いが難しい香りなので(苦笑)、ティートゥリーシングルでよかったと思います。あとはお好みでグリセリンやヒアルロン酸を数滴加えてしっとりさせてもいいです。

(ご自身と娘さんもアロマを使っているオンラインショップさん→「アメブロ>ソルコオーガニック>私と娘の化粧水【ハーブウォーター】+グリセリン♪」)

ちなみに専用の蒸留器を買うとお高いらしいのですが、お家にある鍋の底にすのこやザルなどを敷き、真ん中に耐熱のカップを置きます。周りにはよもぎやゆずの皮など、好きな植物を置いて鍋の蓋を逆さにかぶせ、火にかけるとお家でも簡単にハーブウォーターが作れるそうです。

(ハーブウォーターの作り方→「HerbMagazine>お鍋で作る手作りハーブウォーター」)

レッスン5|アロマバスオイルでリラックス

主な授業内容:アロマバスでリラックス~1日の終わりを心地よく~

実習:アロマバスオイル

「リラックス」ということで自律神経のことなどを勉強します。みなさんもうご存知かもしれませんが、私たちには交感神経(アクセル)・副交感神経(ブレーキ)の2つの自律神経があります。優劣をつけるものではなく、2つのバランスが取れていることが大事です。

不規則な生活や大きなストレスなどによって、自律神経系の最高中枢である「視床下部」がうまく働かなくなってしまうと頭痛・不眠などがあらわれる「自律神経失調症」になります。

(アロマが体にアプローチするメカニズム→「くらしとアロマ>コラム>健康>リラックス>アロマの香りで心や体がリラックスするメカニズムは?」)

(ちょっと難しいですが同じくアロマと体の話→「東邦大学>理学部>生物学科>生物学の新知識>アロマと嗅覚、そしてストレス」)

私が習っている先生の話を聞いたところによると、夜勤のある職業の方は月経不順自律神経失調症が多いそうです。夜勤のない職場だとしても、毎日の生活の中にあるストレスを0にすることなんてほぼ不可能でしょうから、息抜きの手段を持っておくだけでも有効かもしれませんね。

レッスン5の実習は、そんな息抜きの一つにも使えるアロマバスオイル(入浴剤)。せっかくなので自律神経調整作用を期待してプチグレンを主役に、呼吸を楽にしてくれるラヴィンツァラなどもブレンドした入浴剤を作りました。

よく、重曹に精油を加えてバスソルトにするレシピを見かけますが、重曹や塩だと「なじませる」ことしかできず、お風呂に入れた際にお湯に精油が溶けません。そうすると水面に浮かんだ原液が肌に触れ、赤みやピリピリ感が出る可能性があるので、無香料の入浴剤やアロマ専門店で扱っているバスオイル用の基材で完全にお湯と乳化させたほうが安心して使えます。(ホホバオイル等のキャリアオイルでも作れますが、ベタベタして掃除が大変だそうです。)

(バスオイルの作り方→「アロマ生活>セルフケア>アロマクラフト>アロマバスオイル(乳化剤を使用する)」)

レッスン6|オリジナルの天然アロマ香水

主な授業内容:精油の調香~オリジナルの自然香水で素敵に香る~

実習:オードトワレ

香りがテーマということで、いつものメディカルで化学的な感じはちょっと置いておいて調香の勉強がメインです。私はもともと「自然療法を勉強したい」と漠然と思いついたものの、AEAJのアロマテラピー検定1級に合格した後「じゃあ具体的に何をどうやって、どういう風にお金をいただいて仕事にしていくのか」というビジョンが見えなかったので、色々見てみました。

AEAJのサイトに「アロマブレンドデザイナー」という名前があったので、一度教科書を買って、アロマを追求していったらどんなことができるのかと見てみました。ブレンドデザイナーはおそらく香水やブレンドエッセンシャルオイルの商品開発に携わったりする感じなのかなと思いました。

ファッションデザイナーやコーディネーターさんみたいですよね。「メディカル」「化学」「薬学」っていうよりも「オシャレ」「人や空間の演出」という感じに私には見えました。ナードジャパンの基本方針はフランス式のメディカルアロマですが、このレッスン6は香水作りを通して香りのデザインを学べましたよ。

さて、私は普段「近寄りがたい」とか、人によっては気を使って「クールビューティー」なんて言ってくれますが、要はあまり可愛らしいイメージではないのです。一応接客業なので親しみづらいといけないと思い、目の中央のアイラインを太くして黒目を大きく見せたり、前髪のボリュームを多くして「クールビューティー」から遠ざかるようにしているつもりなのですが、微々たる変化でしょうか。(笑)

なんでそうなったかというと、過去のブログに書いた気がしますが、私は男尊女卑をそもそも男尊女卑と認識していないようなド田舎出身なんです。女であることは生きていく上で不利だし、母はいつも泣いていて「可哀そう」という記憶がたくさんあります。

大人になってだいぶ克服した、あるいは全く気にしていないつもりだったのですが、私自身がおそらく女性性を否定しているのです。だから、ローズ・ジャスミン・イランイランなどの女性らしさを強調するような精油を嗅ぐと、以前は頭痛が起こりました。

(女性性の否定について→「福島麻紀子のハッピー・メッセージ>イランイランが苦手なのは・・・」)

(同じく女性性の否定について→「アメブロ>永井あゆみ>女性性の否定は母親の否定?」)

でもせっかくアロマの講座を受けているので、苦手な精油を嗅いで「駄目!無理!」と一蹴するのではなく「そうかそうか、君はこんな香りなんだね。」と理解するようにしてみました(もちろん無理のない範囲で)。

人間関係みたいですよね。どうしても苦手な人は疎遠にしますが、できるかぎり相手を理解して円滑なコミュニケーションを図ろうとするのが私たち人間です。

まあそんなことで、なるべく香りを感じてみるようにしたら、少しずつフローラル調の香りも嗅げるようになってきたし「クールビューティー」ではない自分に挑戦ということで、私にしては大変珍しくジャスミンを主役に柑橘系の香りをプラスした香水を作りました。

※香りをくどくなく、スッキリさせるためにベルガモットFCF(=フロクマリンフリー)もブレンドしたのですが、服やハンカチにつけるのではなく、首筋など体につける予定の方は、光毒性(ひかりどくせい)のある精油を入れないようにしてください。肌にシミができたり、火傷のようになる可能性があります。

解決策としては①フロクマリンを除去する処理が行われた分、少し香りが変わりますがFCFの精油を使うのがひとつ。②圧搾法ではなく水蒸気蒸留法で採れたユズなどの精油を使うのがひとつ。

③あとはマンダリンは柑橘ですが光毒性がありません(グリーンマンダリンの場合は光毒性あり)。④また、レモングラスメイチャンなどミカン科ではないが柑橘っぽい香りのする精油で代用するのもおすすめです。

(光毒性のこと→「Tea-treeの森>エッセンシャルオイル(精油・アロマオイル)の基礎知識>エッセンシャルオイル(精油)の光毒性について」)

(アロマ香水の作り方→「あした話せる嗜好品メディア、ルークス>アロマ香水を作ってみよう。自分好みの配合で毎日を楽しく」)

ということで、私が受講生としてナードジャパンのアロマ・アドバイザー講座を紹介してみました。私は色々な団体の資料請求をしたり、ホームページを見ても「何が違うの?どれを選んだらいいの?」と迷ってしまったので、講座を選ぶ参考になったら嬉しいなと思います。気になるレシピがあったら是非作ってみてくださいね♪

レッスン7~12のことも、また別の記事で書いていきます。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

次の記事はこちら→「ナードジャパンのアロマ講座を受講生の立場から紹介します②レッスン7~12

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