副鼻腔炎がひどくなった旦那に買わされたものは|なた豆茶|蓄膿症

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こんにちは。

副鼻腔炎ネタの3回目かな?

「買わされた」という言葉が似合うような悪い人じゃないんですが、面白そうなのでこんなタイトルにしてみました。(^_^;)

ちなみに過去記事はこちら→「副鼻腔炎(蓄膿症)の旦那にハーブティーを飲ませた結果① 前置きと西洋医学的アプローチ

→「副鼻腔炎(蓄膿症)の旦那にハーブティーを飲ませた結果② 東洋医学的アプローチ

毎度の副鼻腔炎

前の記事で解説していますが、鼻の近くには副鼻腔という空洞があります。人それぞれ形に多少の違いがあるみたいで、膿が溜まりやすいタイプの人とそうでない人がいます。

私は全然副鼻腔炎にはならず、むしろ鼻水がサラッサラでダーダー流れてくる体質ですが、旦那は膿が溜まりやすい形をしているため、季節の変わり目などは毎度恒例で、呼吸がしづらくなったり、それによる頭痛があるそうです。

彼は一人でいるとチョコ、スナック菓子、インスタントラーメン、アイスクリームばかりを食べてしまうほど、全く体のケアに興味を持ってくれないので、私が自炊を担当することでかなり食生活は改善されました。

また私がセラピストという職業柄ハーブやアロマグッズを集めるのが好きで色々工夫しているため、食生活の改善と植物の力によってここ数年は「鼻が詰まっている感じ」くらいの軽い症状のみだったのですが、今年は春を迎える時期になり、珍しく悪化したのです。

  • ユーカリ・ラディアータ
  • ラヴィンツァラ
  • ローレル

をブレンドしたアロマジェルを胸にすり込んだり、

エンハーブの

  • エルダーフラワー
  • ネトル
  • ペパーミント
  • ルイボス
  • ローズマリー

がブレンドされたハーブティーを飲むことで、粘液をサラサラにして膿が溜まりにくくなるように心がけていました。

普段はそれだけやっていれば十分なのですが、今回は右の頬骨の外側に、歯を抜いた後のような熱感と痛みが出てきたということで、ここ数日夕飯を食べ終わってから寝るまで保冷剤をタオルにくるんで当てていました。

副鼻腔炎が酷かった頃はこれが前兆だったから「あぁ、これこれ」とわかるらしいです。

「痛い痛い」と言うので、ペパーミント精油(抗菌、鎮痛作用が期待できる)をホホバオイルで希釈してフェイシャルトリートメントをしたり…

  • ユーカリ・ラディアータ(抗カタル作用、抗ウイルス作用)
  • レモン(殺菌)
  • ティートゥリー(抗ウイルス、免疫調整作用)

をマグカップに入れたお湯に垂らしてスチーマー代わりにしたり(目を傷めるので、目は閉じて蒸気を吸入する)、できることはやってみました。

それでもなかなか痛みが引かないので「そうだ!昔もっと副鼻腔炎が酷かったときはなた豆茶を飲んでたから、仕事帰りに探してみる!」ということになり、先に仕事を終えた私が帰宅途中に発見し、「あったから1袋買ってみた~」となった次第です。

私は大きめのスーパーの中に入っているドラッグストアで発見したのですが、スーパーのお茶の陳列棚や、近所の路面店のドラッグストアでは売っていませんでした。

排膿に優れているなた豆茶

なた豆は漢方の生薬としても利用されてきた歴史があり、「血液浄化」「血行促進」「消炎」、特に「排膿」に優れていると言われています。

(なた豆について→「なた豆歴史コラム 刀豆ナタマメ協会」)

「血液浄化」といえば、ネトルが有名ですよね。色々なメーカーの花粉症用ブレンドハーブティーにはだいたい含まれています。漢方もハーブティーも、その土地に自然に生えてきた植物の力を使ったものですが、目的や効果に共通するものがありますね。

漢方で「排膿」を検索すると、主に歯槽膿漏や歯肉炎のときに「桔梗」が入った「排膿散及湯」を使うとヒットしました。私がパッと調べた感じでは副鼻腔炎で漢方と言えば「なた豆」だけでしたね。

(排膿と漢方について→「愛成病院 漢方コラム 抗生剤が使えない歯肉化膿症」)

(桔梗と排膿について→「おくすり110番  排膿散及湯」)

(桔梗について→「ハル薬局 生薬解説:桔梗」)

また、中医学的観点から見るとなた豆は「腎」の機能を高めると言われています。

「腎」は腎臓という意味ではなく、「生命エネルギーの源である『気』を蓄えておく場所」です。(と民間の手技のスクールで習いましたが、「気」より「精」を貯蔵するのほうが正しいと思います。

専門学校の授業では腎のはたらきは「主水」(しゅすい=体内の水をつかさどる)・「蔵精」(ぞうせい=生命活動を維持する精という物質を貯蔵する)・「納気」(のうき=呼吸の際に吸気を補助して深く吸い込ませる機能)と習いました。「を蓄える」じゃ語弊があるかな…という感じですね。申し訳ございませんでした。←2021年7月補足。)

中医学では全身を「気」が流れていると考えます。気が滞ったり乱れたりしたら、ツボを刺激することで体を元通りにしようとするのが中医学です。「気」の通り道にも名前がついていて、脚の内側を走る「腎経ライン」というものがあります。(これも、先ほどの話に出た某民間スクールで習ったのですが、「脚の内側」だと脾経ですね。腎経はもっと脚の裏側です。←2021年7月補足。結構高いスクールだったんだけどなぁ…残念。

画像元→「グラムビューティーク>Top>BEAUTY>あなたはどのタイプ?東洋医学で考える“乾燥”セルフケア〜島田淑子の“明日と未来の私のために”レンゲでかっさマッサージ」)

(経絡について→「翁鍼灸院 経絡と経穴とは?」)

(腎経について→「アメブロ あなたの日々の元気を支えるツボ腎経 鍼灸師おすぎのブログ」)

脚の内側は死後硬直の中でも最後に硬くなるところで、まさに「生命力」や「生殖」を司るところだと言えるでしょう。

ちなみに腎の気を補うための精油には

  • イランイラン
  • ジュニパーベリー
  • シダーウッド
  • ローズ・オットー
  • ジャスミン

などがあります。

(情報元はこちら↓)

ジュニパーベリーはフランス、スロベニア、バルカン、ブルガリアが主な産地ですが、本場では冬が終わって春が訪れるときに「毒出し」として使われます。精油でもハーブティーでも楽しめる植物です。

(デトックス精油について→「はてなブログ 〜〜春といえばデトックス〜〜 おじさんがアロマをためすブログ」)

やっぱり、ここ日本でも春が始まって「そろそろ毒出ししなさいよ~」という体の合図が出ているのでしょうかね。試しに腎経 脾経ラインを、ジュニパーベリーの精油を希釈したオイルで簡単にトリートメントしてみます。(腎経も改めて写真撮ったほうがいいかしら。まあでも皮膚から精油がしみ込むから、(腎経じゃなかったけど)何かしらの意味はあったということにしましょう…ってヤケクソすぎますかね。(苦笑))

(ジュニパーベリーのこと→「GARDEN STORY めざせ、二の腕やせ! ジュニパーベリーのスリミングオイル【おうちでアロマテラピー】」)

全身ではなく局所利用なので3~5%くらいに設定してもいいかと思ったのですが、あいにく精油の残りが少なく、1.7%でしか作れませんでした。(笑)

材料
  • ホホバオイルなどのキャリアオイル 1ml
  • ジュニパーベリー精油 4滴(1滴は0.05ml)
  • 拭き取り用のティッシュペーパーやキッチンペーパー
計算式

0.05×4÷(1+0.05×4)

=0.2÷1.2

=0.166666667(%)

トリートメント手順

床に座る場合は「受け手:長座orあお向け寝、セラピスト役:膝を開いた正座(つま先を立ててもOK)」で向かい合います。

今回は2人ともダイニングテーブルの椅子に座って向かい合い、私の脚にバスタオルをかけてズボンにオイルが付かないようにし、受け手(すなわち旦那)が片足を私の膝上あたりに乗せています。

まず、内くるぶしの周りをクルクルとなぞります。圧をかけるとしたら下側(=アキレス腱側)に圧をかけ、上側(甲側)で圧を抜くようにします。厳格なルールはありませんが、10回くらいクルクルしてみましょう。

次に「脛骨」というスネの骨のすぐ下の溝をなぞっていきます。可能であれば最後は膝の裏に流すイメージで、戻る時は圧をかけずに内くるぶしまで戻ります。これも10回程度繰り返しましょう。

ホホバオイルであれば皮膚になじみやすいので、念のため拭き取り用のキッチンペーパーを置いておいたのですが、拭き取りせずに済みました。

セルフトリートメントする場合は、あぐらのように座ったり椅子に座って、片方の膝上にもう片足の外くるぶしを乗せるようにすれば腎経 脾経ライン」を刺激できます。ぜひ試してみてくださいね。

おまけ

先日、手作りハーブウォーターをやってみました!

私が本を読んだりセミナーに参加したり、練習会などに参加すると、セラピストの職業に馴染みのない人は「真面目だね~」と褒めてくれるのですが、私が習っているアロマの先生は、当たり前のように学会に参加したり、庭や公園に落ちている花びらからハーブウォーターを作ったりしています。

真面目で勤勉だから…というよりは、楽しんで勉強と実践を繰り返している感じです。私もアロマを広めたい者の一人として、料理や生活の中で、自分自身が楽しく実践していることが大事だよなぁと思ったので、人生初のハーブウォーターを作ってみました。

鍋底に水(ちなみに浄水でやってみました)を入れ、蒸し料理用のザルを敷き、今回はポンカンが4つあったので4つ分の皮を並べ、蓋を逆さに置いて火にかけます。

最初は鍋蓋をそのまま置いていたのですが、蓋の取っ手の中に蒸留水が入ってしまうので、ネジをゆるめて蓋を外し、蒸気が逃げないようにクッキングペーパーを詰めておきました。

私が貧乏性で、途中で3回水を足して作ったためか(笑)、出来上がりの蒸留水からはあまり匂いを感じられませんでした。「言われてみれば…ただの水ではないかも」くらいです。

しかし付け心地は最高です!手や顔につけてみましたが、スベスベしっとりになり、しかも時間が経ってもそれが持続しているような感じがするのです。

フレッシュハーブをたまに料理に使いたくなるときがあるのですが、少しでいいのに大きいパックでしか売っていないので、今度使い道に困ったときには、こうしてハーブウォーターにしてみようかなと思いました♪

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

過去記事はこちら→「副鼻腔炎(蓄膿症)の旦那にハーブティーを飲ませた結果① 前置きと西洋医学的アプローチ

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