山あり谷ありの人生で幸せを感じるためには

こんにちは。

今回は朝のツイッターで感じたことを書かせてください。

今朝の名言引用は「人間に関することに安定などないことを忘れてはならない。それゆえ、繁栄している時には過度の喜びを避け、逆境にある時には過度の落ち込みを避けなさい。-ソクラテス-」でした。

上がったものは下がるし、光があるところには必ず影ができ、停滞することもあれば目まぐるしい変化についていけないときもある。

人生には「絶対」とか「安定」がもともと無いのが普通だと思えば、何も心配はいらないんですよ。

賢い人はそれをわかって事前に対策しているわけです。

「年金が今と同じようにもらえるか不安だから、会社員の給料のほかに不動産収入を作っておこう」とか、「2人に1人がガンになる時代か。だったら普段使っているのを無農薬野菜に切り替えた方がいいな」とか。

「自分の思い通りにできているかどうか」が幸福感を決める

人生で幸福感を得るためには「自分の思い通りにできている」という実感が必要なのです。

繊細な赤ちゃんっていますよね。ママの姿が一瞬でも見えなくなると大泣きするからトイレに行くのも一苦労。

離れたら泣くし、音にも敏感だから掃除機もいつかけられるかわからない。せっかく淹れたコーヒーも一気に飲み干すか、時間が経ったものを味わうことなく喉に流し込むだけ……。

そんな時にパートナーが1~2時間赤ちゃんを見てくれると「好きな時に好きなようにトイレに行ける」「かけたいように掃除機をかけられる」「冷たいのでも温かいのでも、好きなペースでコーヒーを味わえる」……それで幸せを感じることができます。

おおらかな人は「生理現象なんだから、泣こうがわめこうがトイレぐらい行ったらいいじゃない」と思うようですが、繊細な人は「できる限り赤ちゃんの機嫌のいい時を選んで、ギリギリまでトイレを我慢して『ママいるよー!大丈夫だよー!』と声を出しながら、サッと入ってサッと出る」を一生懸命やらないと落ち着かないんですよね。

それが「繊細な人」なんです。足して2で割ってあげたいところですね。(^_^;)

何を言いたいかというと「トイレに行けたのかどうか」ではなく「【思い通りに】トイレに行けたのか」が幸福感とかストレスという観点では重要になります。

例えば転職を「したくてした人」はとても晴れやかな顔をしていますし「よーし、心機一転頑張るぞ!」と前向きでやる気にみなぎっています。

一方で感染症やそれ以外の売上低迷により転職を「余儀なくされた人」は、深い絶望に襲われ悲しい顔をしています。

「したかどうか」「できたかどうか」ではなく「【思い通りに】したかどうか」「【思い通りに】できたかどうか」が重要というわけです。

育児の場合は(特に小さい)子どもに振り回されるのは仕方ないことかもしれませんが、それ以外のことに関しては「フランクリンプランナー」の記事で書いたように、自分の意志と綿密な計画によって人生をコントロールすることができます。

(関連記事→「有意義な1週間を過ごすためのフランクリンプランナー」)

人生における活動は第1~4領域に分類することができます。

(参考記事→「毎週、時間管理のマトリックスを作成する フランクリン・プランナー・ジャパン株式会社」)

「自分の人生をどうしていきたいか」のゴールをまず決め、それを叶えるために第2領域の活動(予定)が多くなるようにしていきます。

第2領域が増えれば増えるほど「人生がうまくいっている」という実感、そして幸福感を得られるようになるのです。

面白いことに第1・3・4領域は受動的な活動(予定)であるのに対し、第2領域だけが能動的なのです。

つまり自分から取りにいかなければ得られないということです。

例えば、今健康に問題がないからといってずーっと不摂生を続けていると病気になり、ある日手術を避けられない状況になるかもしれません。

手術の予定は緊急で重要なので第1領域に分類されます。

「手術をすることで解決するならOKじゃない?」と考える人もいるかもしれませんが、どちらかというと手術は自分がやりたくてワクワクしながら病院探しをして計画的に臨むというよりは、受動的に決定した予定なのです。

「1週間の入院が必要となります。」なんて言われて「あー会社休むと迷惑になるなぁ。」「お金かかるよなぁ。」「手術前は絶飲絶食かぁ、お腹すくなぁ。」なんて思いながら、やりたいからやるのではなく【仕方なく受け入れる】のです。

実はこの手術の予定は、日頃から健康的な生活を心がけることで予防することができます。

つまり第2領域の活動を意識して実践することで、第1領域の予定を未然に防げるというわけです。

年をとっても歯を失わないために子どもの頃から歯磨きを丁寧にするとか、いつでも転職・独立できるようにスキルアップをしておくとか、家族と良好な人間関係を築いておくとか、そういうことによって未来に起こり得る第1領域の予定を未然に防げるのです。

第1領域は現実的に考えてゼロにはなりませんが、なるべく第2領域の行動を増やしていくことにより自分の人生に能動的に携わり、「思い通りにいっている」という実感を得て、幸福感を上げることが重要となります。

ここで問題なのが「楽」と「嬉しい・幸せ・思い通り」は一緒ではないということです。

例えばツアーで旅行に行くと「何時までにここに戻ってきてください」などと行動が制限されていますが、自分でリサーチしたりしなくて良いので気軽で楽なんです。

逆に自分で旅行の計画を立てれば、最初は少し面倒くさかったり時間がかかりますが、行きたいところに行けるし「隠れた名店」も見つけられるかもしれません。

受動的に生きる人生というのは「楽」なのです。

だからメガバンクの大規模リストラ後に公務員副業解禁のニュースが話題になったり、新型コロナウイルスで失業、給料・ボーナスカットで危機感をあおられても、対策をしない人はしないのです。

「仕事にやりがいを見出したい」「自分の時間がない」「満員電車が嫌いだ」と言いつつも第2領域のスキルアップや副業を頑張れないのは、受け身でいることが楽だからにほかなりません。

ただ「楽」をずーっと続けようとするとある時手術を受けることになるとか、ある時転職を余儀なくされるとか、緊急で重要で受け身の予定がバンバン入ってきてしまうのです。

そうすると「自分の人生がうまくいっている感」よりも「振り回されている感」「追い込まれている感」が出てきます。

ゆえに焦ったり不安になったり、イライラしたり愚痴が出たりします。

コロナウイルスの流行も第1領域でした。

私の周りにはメディカルアロマを勉強している人が多く、オレガノカプセルを飲んだりマスクにペパーミント精油をしみこませたり、ティートゥリーやユーカリをディフューズするなどの対策を取っていました。

「人事を尽くして天命を待つ」といった感じで、できる限りのことをやったらあとは天にお任せ。

油断はしないように気をつけますが、必要以上に怯えたりイライラしたり、慌てたり憂鬱になったりせず堂々と日頃から自分が信じているアロマの力に頼っていました。

普段から勉強して知識を身につけているから、急に感染症が流行りだしても冷静です。

逆に健康に関して何も積み上げてこなかった人は、未知のものに対して不安で不安で仕方がありません。

だからスーパーやドラッグストアで暴言を吐いたり、あり得ないほどの数のマスクや除菌グッズを買い占めたり、配偶者をばい菌扱いしたり家庭がギスギスして離婚に発展したりするのです。

経験しているのはみんな同じ出来事のはずなのに、とらえ方が違うのです。

心の平穏の記事で書きましたが、幸せな人の心というのはジェットコースターのように上がったり下がったりしません。

(関連記事→「なぜ勉強をしないといけないのか?②」)

坂道を上るときも平穏、山の頂上でも平穏、坂道を下るときも平穏、谷を歩くときも平穏……ずっと平穏を保ち続けているのです。

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニワラツテイル

「いつも静かに微笑んでいる」状態が良い状態なんです。

照りつける太陽が痛い日もあれば、ザアザアと雨が降る日もあるし、風が強い日もあれば雪がしんしんと降る日もある。

晴れていても「そういうもんだよね~」と微笑んで過ごす。雨でもあられでも、風でも雪でも「そういう日だってあるよね~」と微笑んで過ごす。

自分の人生を思い通りに進めるために第2領域をしっかりやってきた人は、どんな状況になっても慌てません。

逆に「楽」を追求したばっかりに第1・3・4領域に振り回されて生きている人は、不安や焦りや愚痴がつきまとう人生になり、幸福感を得られないでしょう。

どんな状況になっても静かに微笑んでいられるために、あなたには何が必要ですか?

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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