「稼げる方法を教えます」とは何なのか

こんにちは。

前回に続いて、副業やビジネスにあまり詳しくない方向けに「ビジネスって何?」「雇われないで稼ぐとは?」といった話を深堀りしていこうと思います。

(前回の記事→「副業・複業・独立・起業・事業所得って何だろう」)

未経験者向け副業

前回の③で出てきたストック(果実、農耕)型事業所得は、経済的に豊かな人ほどその価値をわかっているため、非常に重要視される所得でもあります。

しかし「塵も積もれば山となる」「桃栗三年柿八年」と言われるように、時間がかかる割には収入がちょこちょことしか増えないという特徴があります。

ブログもこの一つですね。ブログを育てて育てて育てて……そこに掲載した広告がクリックされたり商品・サービスの購入に繋がったりするとブログを書いた人にお金が入る仕組みがあります。(=アフィリエイト、アドセンス)

昔はブログを開設し、質の悪い役に立たないヘンテコな記事でもとにかく文字数多く書いておけば、誰でも簡単に稼げたんですよ。だけど最近はライバルが増えすぎて、雑に更新しているだけでは稼げなくなったようです。

それもあってか「ブログはオワコン」なんて言われるようになりましたが、正しく使えばブログも活きてくると主張している人も多いので、私は真摯にブログに向き合いたいなと思っています。

そんな「ブログ」ですが結果が出るのが半年の人もいれば、1年、3年、5年かかっても珍しくないツールです。

日本人は労働収入に慣れすぎているので、作業をしたのにお金が発生しないことにすごく違和感を覚えます。だから「なんだ、ブログって書いても書いても全然稼げないじゃん。オワコンだ。もうやーめた。」ってやめちゃうんですよ。

ブログも果実型の収入に分類されます。例えばりんごの木って、種を土にまいたところからスタートして、1週間や1ヶ月で実が食べられるでしょうか?

りんごを種から育てるとすると10年かかると言われています。10年後に実が食べられるその日まで、来る日も来る日もずーっと水をやって手入れをして、ようやく10年後になったときに初めて実を手にすることができるのです。

多くの人は「なぜ昨日も今日も水をやったのにお金がもらえないんだろう」「先週も先々週も雑草取りをしたのに、なぜお金がもらえないんだろう」「お金にならないんだったら、もうこんなことはやりたくない」という発想になるから、最後までりんごを育てられないのです。

かなり「労働時間をお金に変える」っていう発想が定着していますよね。

だけど果実型の良い点は一度最後まで木を育ててしまえば、その後は最初ほど苦労せずに毎年実を採り続けることができるということです。

資産家やリッチと呼ばれる人たちは「木をいかに最後まで育てるか」というところに労力や時間や知恵を割きます。それが普通の人と違うところです。

私は今日や明日ブログからお金が発生していなくたって、何も驚かないし不安にもなりません。1年や3年かかって結果が出るのが相場だと知っているからです。

結果が出るのに時間がかかるのを知った上で、文章を書くのがそれほど苦じゃないという理由でブログを選んだので、結果が出なくても数年木に水をやる気持ちで取り組んでいこうかなと思っています。

  • 今はそれほど人生を変えたいと思ってないけど、何かはしておきたい
  • 仕事(作業)が苦でない
  • アパレル店員が洋服についてのブログを書くなど好きなことと絡められる

こういった場合は本業に加えて、帰宅後や休日にストック型のビジネスをやっていくと良いと思います。結果が出るのに時間がかかっても不安・不満が生まれにくいからです。

一方で「すぐに」「なるべく大きな」お金が欲しいという人もいるでしょう。ビジネス慣れしていなくて、あまり失敗をせずに事業所得を得ていきたいという人は、最初はフロー(野菜、狩猟)型ビジネスがいいですね。

例えばウーバーイーツで注文数の波があるとは言っても、3ヶ月登録して待機状態にしておいて1件も配達がないなんて可能性はきわめて小さいです。

私は業務委託のセラピストをやりましたが、お客さんの数は日によって差があるものの研修が終了して1日目からすぐに施術に入ることができました。

  • 根気強くというよりも、すぐに雇われ以外で稼いでみたい
  • 焦りやすい性格なのですぐに結果が出ないと続かない

といったタイプの人がブログなどをやってしまうと、すぐにお金にならないことにイライラや心配が募ってしまうので、すぐに結果が見えやすいフロー型の事業所得を目指したほうがいいでしょう。

そしてフロー型の事業所得が安定してきてから、不動産収入やブログ、ネットショップの外注化などのストック型事業所得に挑戦すると、無駄に焦ったり不安になることがないので良いと言われています。

「ビジネスを教えます」って何?

お金が余っている人ならまだしも、おそらく副業に興味が湧くような人ってそれほどお金に余裕があるわけではないと思うんです。

「絶対に習ってはいけない」という意味ではありませんが、バカ高いコンサルティングサービスに申し込む必要はないという主張の人たちに私も賛成です。

「ビジネスを教えます」勧誘の中にたまーに詐欺も混じっていたりするみたいなので、くれぐれも気をつけていきましょう。

では詐欺ではなくて一応まともにビジネスを教える講座だった場合、そういった講座が何を教えているかについて書いていきますね。

「ビジネス」すなわち自分以外の人や組織に雇われて、時間を提供する代わりにお給料をもらう以外の方法で収入を得る活動ということです。

雇われること以外で収入を作ろうとしたら「商品」「集客」「販売」について知っておく必要があり、ビジネスコンサルに申し込むとだいたいその辺を教えてくれます。

商品

生命時間を売らないでお金を手に入れるわけですから、基本的には商品が必要になります。

YouTubeを見ていると広告が流れることがありますが、自分の商品がない場合は自分のブログやYouTubeに広告を掲載することで収入を作っている人もいるので、自分の商品がない人もいます。

ただ例えばブログに広告を載せるアドセンスだと今は1000PVで200~300円が相場です。駄目ではないですが、収益が出にくいので自分のオリジナルの商品を持っていた方が効率的と言う人が多いです。

カウンセラーや占い師をやっている人だと「興味が湧いた方は1時間○円で個人セッションやってます!お気軽にお問い合わせください。」なんて書いてあったりしますよね。それが「自分の商品」です。

ビーズやポプリなどの物だっていいし、カウンセリングやコーチングでもいいし、姿勢矯正やパーソナルトレーニングでもいいし、ジャンルは様々ですが「自分が人様から気に入っていただけたとき、お金を払っていただける可能性のあるもの」を所有しておかないと売上を上げられないのです。

ブログやメルマガを一生懸命書いたって、広告を載せたりするか「私の商品はこちらですので、興味のある人はチェックしてみてください」というものを一切載せていなければボランティアで終わってしまいます。

それが趣味・息抜きになっている人や、誰かに習っていたり本を読む中で「とにかくブログ開設して100記事書け、話はそれからだ」みたいなのを実践している時期の人はいいですが、一生ずっと広告も商品も掲載しないのは、ビジネスではなくボランティア・趣味止まりになってしまうので気を付けてください。

個人向けビジネスコンサルティングでは「自分がどういう商品を作れるかわからない」といった場合にチェックリストやヒアリングを活用することで「あなたのこういう経験がこれくらいの値段で商品にできると思いますよ」と助言してくれると思います。

集客

では商品の次に集客についてです。

例えばディズニーランドに行ったら耳のついたキャラクターのカチューシャや帽子をかぶっている人がいっぱいいますよね。

だけど耳付きカチューシャを富士山の山頂やオフィス街で売ったとして、買ってくれる人はいるのでしょうか?

また、もし弁当屋をやるとしたら「彩り野菜のバランス弁当」は丸の内で売りたくなりますし、「ご飯大盛り無料メガ肉弁当」は秋葉原で売りたくなりませんか?

そういう風に商品とお客さんをマッチさせてあげることが集客だと言えます。

もし犬用グッズのネットショップを運営したい人がいたら、ブログやYouTubeでは「お家でできる!ワンちゃんの毛並みをつやつやにする方法」みたいなコンテンツをアップすれば、商品とお客さんをマッチングできる可能性が高くなります。

売りたいのが犬用グッズなのに、ブログに書いている内容が「自動車についた傷を目立ちにくくする方法5選!」とかだったら、それはそれで価値のあることかもしれないのですが、ミスマッチになっちゃうんですよね……。

もしビジネスコンサルを受けるとすると、「発信者として何を発信したらいいか」「商品とお客さんのミスマッチを起こしていないか」などを修正してくれたりすると思います。

販売

最後に販売です。ある日いつものスーパーに行ったら、物は置いてあるんだけど値札もポップもないし、店員さんはいないしレジも撤去されている……「欲しいけど、どうやって買ったらいいかわからない」って思いますよね。

しっかりと「申し込みたい方はこちらのフォームに記入してください」とか「お支払い方法は銀行振込とクレジットカードからお選びいただけます」といった気になる・欲しい人に購入までの導線を引いてあげる必要があります。

ビジネスコンサルに申し込んだら、その部分が無かったりわかりにくかったときに「こうするとわかりやすいよ」というアドバイスをくれるのではないでしょうか。

まとめ

雇われること以外でお金を得ようとしたら、「商品」「集客」「販売」が重要になるということを頭の引き出しに入れておくといいですね。

「稼ぎ方を教えます」というサービスや教材がなぜ出てくるのかというと、目的に合っていない作業ばかりを頑張って挫折してしまう人が多いからです。

ビジネスの売上が出ないときに、集客部分に問題があったとします。丸の内OLはおそらく「ご飯大盛り無料メガ肉弁当」をあまり買わないと思うので、販売エリアを変えることが有効だと思われます。

だけど「おかしいな~。あ!そうだ!キッチンカーの外装を変えれば魅力的に思われて、きっと売上が増えるはず!」と思って外装のデザインをひたすら頑張ってしまうのです。

でもやっていることがズレているので、頑張っても頑張っても結果が出ません。そして「景気が悪かった」「自分には向いていなかった」と挫折してしまう人が多いのです。

冷静に考えればわかりそうなことなのですが、何度も書いているように日本人は雇われてお金をもらうための教育がほとんどなので、「売上を上げるには?」という脳みそが鍛えられていないんです。

だからこそ自分が当事者になると、労力と時間をかけてトンチンカンなことを一生懸命やって疲弊してしまうのです。

「稼がせます」「稼ぎ方を教えます」「ビジネスを教えます」はだいたいこういったトンチンカンを解決することを目的に作られているサービスが多いかなという印象を受けます。

自分の力で稼いでいくために、「何が足りないか?」「何を得たいか?」「何を知りたいか?」改めて整理してみるといいかもしれませんね♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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