資格マニアが資格を取るメリットを考えてみた|信頼と安心と

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こんにちは。今回は、気づいたら資格の勉強をしている資格マニアの私が、資格を取るメリットをお伝えします。

ちなみに私は今から3年くらい前に節約をしたくて、自分の時間と労力を数か月間縛ることができれば、お金を使う機会を減らせると考え、「そうだ!資格取得を趣味っていうことにしよう!」と思い浮かびました。

(ブログ始めたばかりの頃の記事ですがこんなのもあります→「私が資格マニアな理由|時間とお金を縛る趣味で浪費家矯正|向上心の呪い

私が登録販売者の勉強をする理由①|全体を把握する|北風と太陽」)

例えば本が好きなのですが、本って読み終わったらまた次を買って次を買ってってできちゃうじゃないですか。←浪費家の言い訳w

でも資格試験があると「良い点数を取るためだし!」と何度も同じ問題集を繰り返しても違和感がないし、なんだかお金を使うことから意識がそれるんですよね。(というか意図的にそらしている。)

だから「そんなに資格ばっかり取ってどうするの?だったら他の頑張るべきことを頑張ったほうが、もっと稼げるのに」という人もいそうですが、私は浪費を防ぐのと知的好奇心を満たすのと、複数の目的を変人らしく楽しみながらやっているので、損するとか稼げないとかは気にしていません。

そんな変人な私が、「資格を取るメリットってあるのかな~」と考えてみました。

資格取得のメリット:他人が作った信頼と安心を借りることができる

私がアロマテラピーを習っていた先生は、新聞社から「小学生向けの夏休みの自由研究の講座をやってくれないか?」と依頼をされたことがあり、小学生向けだから身近なオレンジの精油などを持って行って「手ごね石けん作り」をやったそうです。

そうやってホームページに資格を書いておくことで、企業さんが「この人なら安心して頼めるかも」と思ってくれることがあるんですよね。

だって「私はアロマテラピーの講師です。資格は持っていませんが、ちゃんと教えるので大丈夫です」って書いてあったとしたら「大丈夫ってどう大丈夫なの?」「本当にこの人に委ねていいのかな?」って不安になりそうですもんね。企業さんからの依頼の場合も、サービスを受ける側の一般のお客様の場合も。

(逆に言うと、「こうこうこういう理由で私は信頼できますよ!ぜひ私にお任せください!」というアピール上手・営業上手な方の場合は必要ないかと思われます。)

それが全てではないですが、アピールポイントがあることで「何となく大丈夫そうな気がする」と相手の背中を押すきっかけのひとつにはなります。

大学の同期の子が20歳のときに家族でハワイ旅行をしたそうですが、「日本人も日本のお店もいっぱいあった!丸亀製麵食べたよ!」と教えてくれました。

そうやって初めて行く地域でも、自国にあるチェーン店が展開されていると安心感がありますよね。

「お力添え」なんて言葉もありますが、自分一人で「大丈夫です!しっかりやります!頑張ります!」って言うよりも、より信頼感や安心感を生み出せるのではないでしょうか。

(要は「○○協会認定△△」なんて書いてあったとき、○○協会の研究実績や取引先企業が社会的に信頼できるものであれば、安心感をもたらすということですね。それを「借りる」と表現しました。)

資格を取らずに信頼感・安心感をアップさせたい場合

じゃあ資格を取らずに信頼感を高めたい場合はどうしたらいいでしょう?

1つの案として、YouTubeとかブログでコンテンツを作って発信したらいいんじゃないでしょうか。(電子書籍も最初の実績作りとしておすすめする人が多いですよね。)

そうしたら、いくつも積み上げていくうちに「本当にこの仕事好きでやってるんだな~」とか「熱意あるな~」「尊敬できるな」「すごいな」「この人にお願いしたいな」って思われそうですよね。

私が思うに、資格は資格自体がすごいのではなくて「キチッキチッと物事こなす人なのかな~」とか「愚直に頑張れるタイプの人なのかな~」とかその人の背景が薄っすら透けて見える感じがする…その人物像に魅力を感じるから「すごいですね」とか「一緒に仕事したいな」とか、思うんじゃないでしょうか?

だから資格じゃなくても、手段は何でもいいんです。もっと言ってしまえば、信頼感・安心感以外でも他人に好かれたりお仕事をいただくことはできます。

私は真面目なタイプの人のほうが一緒に仕事をしやすいですが、時間を守らなかったり、忘れっぽかったり、何かガサツだったり…でも人として魅力がある人って、それでも仕事もらえちゃったりするんです。愛されキャラというか。

正しく在ることだけが全てじゃないし、愚直であることだけが全てじゃない。

(もちろん犯罪等はダメですし、基本的にはビジネスマナーを守るに越したことはありませんが…)

要は「魅力的な人であること」

それがご縁に恵まれるとか、仕事をいただけるとか、他人に必要とされるための条件ではないかと思います。

資格が役に立った体験談①|ご新規さんへのアピール

セラピストページで活きる資格欄

私は2021年現在(これを書いているのは2021年12月ですが、もうちょっとで終わっちゃいますね)、2店舗掛け持ち(系列店とかではなく全く別のお店)のセラピストです。

A店はマニュアルガチガチで、誰が担当しても同じサービスになるようにしているところ。B店はセラピストそれぞれの個性や特技を活かしたいというコンセプトです。

A店の場合は予約サイトのセラピストページで「こんにちは」とか「頑張ります」とか「癒します」とか、ありきたりなことしか書いていません。B店のセラピストページ は出身地や血液型、好きな食べ物や資格、得意な手技などを書いて差別化しています。

私は以前、セラピストページがそこまで重要だとは思っていなかったので最低限のことしか書いていなかったのですが、途中から資格欄に「せっかく取ったんだし」と受講した講座・取得した資格を全て書くことにしました。

すると「勉強熱心な人だから安心できそう」「自分もサラリーマンだった頃は資格を取ったり取らされたりしたから共感できる」「一生懸命やっている人のほうが応援したくなる」というような感じで、指名予約してくださる方が増えました。

実際にその人が信頼できる人なのかどうかは、会ってコミュニケーションを取りながら探っていくしかないですよね。逆にサービスを提供する側としては、会った時に「この人は信頼できるぞ!」って思ってもらえるように努めるのが大事。

しかし初めてのお店に行くときは、「会って話してみて判断する」というのができませんから、そういう時に「この人はこういう人なんじゃないか」と思ってもらうにはいいんじゃないでしょうか。

駆け出しプログラマーのときに活きた資格

同様に、私はセラピストをやる前に完全未経験でIT業界に飛び込んだことがあります。上司が初めての仕事にこぎつけてくれる時に「これからこの新人をこのプロジェクトに入れようと思います」とお客様に言うにあたり、資格のひとつでも取っておいたほうが良いだろうと会社が判断し、私はJava Bronzeの資格を取りました。

(当時の成績表のスクショが奇跡的に残ってました!成績表がメールで送られてくるっていうのが、IT業界っぽいですよね。「コンストラクタ」はいまだに意味不明。でももう諦めましたw)

(ジャバ・ブロンズ…ジャバはプログラミング言語のひとつ。簡単なものからブロンズ、シルバー、ゴールドの3つのランクがあります。プログラミングの基本的なルールをテキストで勉強し、決められた会場へ行ってオンラインで4択問題の試験を受講しました。)

過去にプログラミングの仕事の経験があれば「こういう経歴があるので任せてください」と言えるのでベストですが、こういう風に初めて何かをするときに、苦肉の策として資格をアピールするのも、何もないよりはいいのかもしれません。

(「ベスト」と書いてますが仕事を獲得する上でこの仕事をしたことがあります」というのはめっちゃ強いです。なので低予算で・比較的早く仕事が欲しい方は、クラウドソーシングとかでもいいので「仕事やりました!」って経験を作るのが1番いいです。就職するでもフリーランスでも、実績は最強です。

ボランティアや知人の手伝いでもアピール材料にはなります。あとは「このスクールを卒業したなら大丈夫だね!」と企業から信頼されているようなスクールに通うこと。そういうのがどうしても無理な時や、企業から「この資格を取っておいてほしい」と具体的な指示があった場合は資格の勉強を頑張るといいんじゃないですかね。

「ただ教養のために勉強して資格を取りたい」という方以外に、「仕事獲得」という面から見た資格のことを考えている方もいらっしゃるかと思ったので書いてみました。)

私の資格が役に立った体験談②|勉強への抵抗感を薄める

感染症が流行する前、アロマ検定1級の取得後にステップアップをしたくて、ハーバルライフカレッジ原宿表参道校(アロマショップで有名な「生活の木」が運営しているスクール)の資格の説明会に行ったことがあります。

ハーバルライフカレッジ > ホーム > 原宿表参道校

(結局、生活の木じゃなくてナードジャパンのアロマ・アドバイザーを受講したんですけどね。)

そこで「アロマやハーブを勉強してみたいかも…でも、それをどうやって仕事に活かせるかわからないし、自信がない」って思う人が意外と多いんじゃないかな?と感じました。

まともな人なら「ここでかけたお金や時間や労力が、意味を成すものになるかどうか?ってすごく気にしますよね。変人な私でさえちょっと怖いです(^_^;)

結局スクール見学の後、上級資格のアロマ・アドバイザーやアロマ・インストラクターに進んでも、資格を活かせるかどうかの自信がなかったので一旦保留にしました。

そして、本当は「転職」しようと思ったけど感染症流行の影響もあり「掛け持ち」となったA店舗に入り、研修を受けました。

メニューの少ない店から多い店へ転職しようとしたので、覚えなければいけない手技がいっぱいあって、一応試験は合格したけれど、消化不良のまま研修が終わってしまった感覚でした。

その後店舗に配属されるにあたり、お店でアロマ(精油)を使っていてハーブティーもお出ししているので、お客様に提案・アドバイスできるだけの知識もつける必要がありました。

面接をしてくれた人と配属先の店長は違う人で、「アロマの知識を勉強するの、抵抗ありますか?大丈夫ですか?」と聞かれました。

「履歴書にアロマ検定1級って書いたのに、履歴書の情報は共有してないんだな~」と思いました。

それはどうでもいいんですけど(笑)、弁護士とか医師とかそういうガッツリした資格じゃなくて、アロマ検定とかハーブカウンセラーとかは「これが決め手で就職できる!」「これで給料大幅アップ!」っていうよりは、「持っていることによって、いざ必要になったときに抵抗感を持たずに済む」という意味を持っているのではないでしょうか。

もし私がアロマ検定さえも勉強したことがなくて「アロマって何?」状態だったら、消化不良のまま研修を終えて店舗に配属されて「えー!まだ勉強することあるのー!?もう無理だよー!ティートゥリー?フランキンセンス?何それ呪文!?」ってパニックになっていたと思うんですよ。(^_^;)

小学校上がる前のお子さんに英語を習わせているご家庭もあるかと思うんですが、ガッツリ英語を使う職業に就いてほしいと想定している場合もあれば、「親近感を持ってほしい」とか「いざ中学・高校で本格的に勉強するときにアレルギーや食わず嫌いのようになってほしくない」という場合もあると思うんですよね。

そんな風に、資格も「これのおかげで○○になったー!」ということもあるんでしょうけど、「きっかけのひとつになった」とか「気持ち的に余裕ができた」とか、間接的に活きてくるパターンもあるかなと私の実体験から思いました。

まとめ

①資格取得のメリットは自分以外の人の信頼や安心を借りられること。

②資格取得をしたくない場合も、YouTube・ブログ・電子書籍などで信頼を築くことは十分可能。最終的には「魅力的な人であるかどうか」が大事。

③「会って話してみて判断する」ができないご新規さんには資格が活きることも多い。

④過去の仕事の実績があると最強だが、苦肉の策で資格が活きるパターンもある。

⑤少しでも知識を身につけておくことで、本格的に勉強する必要が出たとき、心の余裕が生まれる。

以上が今回のまとめです。^-^

変人な私にとってのメリットは他にもあるんですが、客観的・一般的に「資格ってこう活きるのか」って思えそうなものを今回はピックアップしてみました。変人編もいつか書こうかしら。(笑)

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。(^_^)/~

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