東洋医学とは何なのか?

こんにちは。

Jetpackをインストールしました。

※初っ端から本題とは無関係の話です。(笑)

WordPressに詳しくない方のために書いておくと、WordPressのアカウントを作るだけでも、ブログを書いたり基本的なホームページを作ることは可能です。でもそれだけでは最低限の機能なので、より便利に利用するために多くの人が「プラグイン」を利用します。

iPhoneだけでも電話やメールはできるけど、色々なアプリを入れるともっと便利になる感じですかね。有料のものも無料のものもあります。

以前Jetpackをインストールして有効化したのとほぼ同時期に、ブログの画像が全く表示されなくなるという事態が起こりました。初心者なのでJetpackが原因だったのかは定かじゃありません…。

「プラグイン」はたくさん使っても良いのですが、複数入れているプラグインがぶつかってしまい、画像が表示されないなどの不具合が出ることもあるのだとか。初心者なので、一応教本に乗っていたオススメではあったけど、よくわからないものをバンバン入れて不具合が出ても自分で解決できないと思い、最低減の機能だけにするためにJetpackはアンインストールしていたんです。

JetpackはGoogleアナリティクスの簡易版のようなもので、人気の記事や日・週ごとのアクセス数の違いなどを見ることができ、それによってより読者に求められている発信をすることができます。

「Jetpackはプラグイン同士の衝突が怖いから、Googleアナリティクスに任せればいっか~」と考えていたものの、どうもGoogleアナリティクスで数値がうまく拾えるようになるまでに時間がかかりそうだったので、Jetpackを再びインストールしたのでした。

これで少しは人気の記事などがわかるようになると、それに合わせてブログを書けるので、ありがたいですね。数字が上がってくるのを楽しみにしています。

さてさて、「本を出したい人の教科書」の記事を書いている途中なのですが、今日は気分を変えて東洋医学の話を。

東洋医学って何?

Weblio辞書によれば、

【東洋】ユーラシア大陸の東部の地域。アジアの地方。特にアジアの東部および南部、すなわち中国・朝鮮・日本・インド・ミャンマー・タイ・インドネシアなどの地域をいう。

【西洋】ヨーロッパや南北アメリカの諸国をさしていう呼称。欧米諸国の総称。

だそうです。

すなわち東洋医学はアジア東部および南部の医学だと言えそうです。東洋医学と西洋医学といえば、全く別の相反するものだと思われていますが、実はすべての医学のはじまりはインド・スリランカ発祥の「アーユルヴェーダ」だと言われています。(学者さんによって諸説あるのかもしれません。)

「中国4000年の歴史」なんて言ったりしますが、実はアーユルヴェーダには5000年以上の歴史があると言われています。(「アーユルヴェーダとは?」も別の記事で詳しく書かないといけませんね。サンスクリット語です。「生命科学」と訳すことができ、健康に生きたり楽しく生きるための知恵・知識のことで、医療のほかに哲学的な話も含まれています。)

アーユルヴェーダが

  • イスラム圏に伝わってユナニ医学(後のギリシャ医学、西洋医学)に
  • チベットに伝わってチベット医学に
  • 中国に伝わって中医学に
  • タイに伝わってタイ医学に
  • 韓国に伝わって韓医学に
  • 日本に伝わって漢方医学に

…とそれぞれの地域に伝わった後、その土地で独自に進化しました。

意外ですよね。「怪しい」「信憑性がない」「科学的根拠がない」と反対派に叩かれている東洋医学が、実はすべての医学の根源であり、西洋医学よりも歴史が長いのです。

赤痢・結核・コレラなどの感染症に抗生物質が威力を発揮し、注目を浴びるようになった西洋医学ですが、例えば世界で最初に抗生物質が発見されたのは1929年で、実は200年程度の歴史だと言われています。

東洋医学が単に怪しくて根拠のないだけのものだったら、5000年も生き残ることができたでしょうか。現代になっても生き残り、今の時代からでもまだまだ1からツボ療法や気功、アロマテラピー、ヨガに親しみたいと思う人がいるのは、たとえ目に見えなかったとしても必ず理由があるのではないかと思えてなりません。

西洋医学との最大の違いは、西洋医学が「対症療法」であるのに対し、東洋医学が「統合医療」であるという点です。

例えば私が子どもの頃、咳が出たり発熱したりすると「あれ?風邪ひいちゃったねぇ。病院にいこうか。」と即座に病院につれていかれました。

そんな実家で育った私は「何か症状が出たら病院に行かなければならない」と思い込んでいました。中学生になって咳・鼻水・軽い頭痛・軽い吐き気があり、風邪のひき始めだと思ったので親に頼んで病院に連れて行ってもらいました。

そこでお医者さんが言ったのは、「一番辛いのは咳?鼻水?そんなに辛くないようであれば、薬出さなくてもいいけど、辛いなら鼻水の薬だけ出しておこうか?」と一方的な断定ではなくて、私と母に判断をゆだねてきたのです。

「え!?咳や鼻水が出ている人は、必ず病院に行って薬を受け取って、症状を止めて正常な状態に戻さないといけないんじゃないの!?薬を出さないこともできるの!?」と私は驚きました。幼少期から風邪が多く、病院通いに慣れていた私が、初めて言われた言葉だったからです。

風邪とはウイルスに感染している状態で、その状態を脱すれば「健康な(元の)体に戻った」と言うことができます。西洋医学による薬では「鼻水を止める」といった個々の症状自体を止めることはできるのですが、「ウイルスに感染している状態を脱して元の体に戻る」=「風邪を治す」という作業は、私たちの体にゆだねるしかないのです。

要するに、風邪を治すことができるのは「お医者さん」ではなく「私たちの体」なのです。勉強している人にとっては当たり前かもしれませんが、初めて聞いたときは驚いてしまいますよね。

だからもし症状がそこまで辛くないのなら、薬を使わないで私たちの体がウイルスと戦って自然治癒するまで待ったって良いのです。

違う記事でも書いたように、薬はどうしても体にとって異物となってしまうため、肝臓で代謝する際に負担になってしまいます。また、腸内環境にとっても負担になるので「リーキーガット」と言われる状態になり、慢性的な頭痛・過敏性腸症候群・花粉症やアトピー性皮膚炎の原因になるのではないかと言われています。

薬と毒は表裏一体なので、肝臓や腸をはじめとした体に負担をかけ、微量の毒性が体に蓄積し、将来的な自分の自然免疫や体を正常に保つ力を落としてしまうぐらいだったら、なるべく薬を使わないで対処したほうがいいだろうというのが、ツボやハーブなどの自然療法派の人たちの主張です。

私も軽い鼻づまりや鼻水が気になる時はペパーミントティーを飲んだり、ユーカリのエッセンシャルオイルをディフューズするなどして対応しています。(→「ティーバッグ 有機ペパーミント×10個」「プラナロム エッセンシャルオイル ユーカリ・ラディアタ 10ml」)

西洋医学が症状をすぐに消せて便利だけど、自分の体にとって負担になる「諸刃の剣」であるのに対し、東洋医学のいいところは「症状を軽減しつつも、自分の免疫細胞が働くサポートをする」といったように、自然治癒力の邪魔をしないところです。諸刃の剣ではなく、自分や味方の軍をサポートしてくれるような存在です。

自分の肝臓や腸にとって負担になりにくく(良いものだからといって、度を越して使いすぎるとやはり負担にはなります)、現在・将来の体のことも考えて、全体的な健康を目指していくから「統合医療」と言えるのです。

あとは同じ鼻水でも水のようなサラサラ無色の鼻水から、黄色くてドロドロした鼻水、乾いた咳や湿っぽい咳など、同じ症状でも背景にある体の状態が異なっていることがあります。西洋医学では「鼻水」「咳」と一緒くたに対処しますが、東洋医学では湿邪(しつじゃ)・燥邪(そうじゃ)…などなど体全体の様子を見て、対処法を変えたりするのです。「体全体の様子を見る」という意味でも「統合医療」だといえますね。

初めてこういう話に触れた方は

・病気を治すのは「お医者さん」ではなく「私たちの体」である

・西洋医学は諸刃の剣、東洋医学は統合医療、使いこなせると健康にとって良い

ということを覚えておいていただけたら嬉しいです。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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