今更だけど金持ち父さん貧乏父さんの話|ESBI解説|不労収入>固定支出で経済的自由

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こんにちは。

今更だけど、「金持ち父さん貧乏父さん」の話をします。

「今更だけど」と言ったのは、この本の初版が2000年であり、全世界で51カ国語に翻訳された大人気の本なので、知っている人も多いのではないかと思ったからです。解説しているブログやYouTubeもいっぱいありますしね。

ラットレースを抜けましょう

それがロバートキヨサキの主張です。

経済的に自由であるとはどういうことか?|不労収入>固定支出

「自由」という言葉を聞いたことがない人はおそらくいないはずだし、「経済的自由」と聞けば何となく格好良くてすごい感じがして、憧れてしまう人がほとんどだと思います。しかし「経済的自由」の定義を説明できる人はなかなかいません。

「経済的自由」とは不労収入が固定支出を上回っている状態のことです。

田舎の家や土地が安いところに住み、家庭菜園を持って、極限まで無駄を省いた生活をすれば、1ヶ月に10万円ぐらいの不労収入でも固定支出を上回っちゃうかもしれませんね。それでも一応「経済的自由」の条件は満たしていることになります。

反対に開業医やパイロットなどが、いくらたくさんのお給料をもらっていたとしても、不労収入>固定支出になっていなければ「経済的に自由ではない」ということになります。意外ですよね。ただ収入を多くするだけでは駄目なのです。

なぜ収入が多いだけでは駄目なのかというと、自由な時間が取れないからです。特に開業医や独立した公認会計士、税理士、整体師…などの職業では、仕事をすればするほど得られる収入が多くなります。

そうするとお金はいっぱい持っているので別荘や外車やヨットなどを買うことができるのですが、仕事をたくさんしているために、それらを放置してただの飾りにせざるを得なくなってしまうのです。

本当は別荘で子供と思いっきり遊んだり、外車で大好きな人とドライブして思い出を作ったり、友人たちと楽しむためにヨットを買ったはずなのに、仕事を一生懸命やっていると、それらを使う時間がなかなか取れないのです。

それじゃ意味がないから、自由な時間を持てるようにするべきですよね、そして自由な時間を持つためには不労収入>固定支出を目指す必要がある、すなわち「ラットレースを抜けられるようにすれば、自由な生活に近づけるんじゃないですか?」というのがロバートキヨサキやビジネス賛成派の人たちの主張なのです。

労働時間が長くても、仕事がどんどん進んでいく面白さがあったり、そこで出会う人たちとの駆け引きや協力があったり、知的好奇心が満たされたり、得られるものはたくさんあると私は思います。

だから労働を頭ごなしに否定するつもりはありませんが、もし「経済的自由を手に入れたい」と思っている場合は、労働を頑張るだけでは叶わなくて、不労収入>固定支出のために努力や工夫をしたほうがよいでしょう、ということです。

どっちがいいとか悪いとか正解不正解はなくて、自分の人生をどうしたいかによって、選ぶものを決めればいい…っていう感じですね。

キャッシュフロークワドラントを知ろう~ESBI~

ロバートキヨサキは「お金がどのように入ってくるか」という観点で4つのカテゴリー分けをしました。

Employee:被雇用者、従業員

EはEmployee:被雇用者、従業員。普通の会社員や契約社員、派遣社員、アルバイトやパートなどです。「生命時間を売る」なんて言ったりもします。

私は大学生の頃、飲食店でアルバイトをしたことがあります。平日の午前中や14時~17時くらいだと、ご飯の時間とかぶらないので全然お客さんが来ないこともありました。お客さんが来ない時間、お店の売り上げはもちろん0です。

ですが、お客さんがたくさん来ようが来なかろうが、私はずっと時給730円をもらうことができました。(最低賃金の安い田舎でした。)お客さんが一銭も払っていなくて、お店の売り上げは0にもかかわらず、その時間に出勤している3人のパート・アルバイトのみんなに730円を払ってくれるのです。

なぜならば私たちは時間を提供しているからです。「私の時間を拘束していいですよ。使っていいですよ。そのかわり、1時間あたり730円をいただきますね。」という契約、それが従業員というお金のもらい方なのです。これも特に良い悪いはないですよ。そういうお金の発生のしかたがあるっていうだけです。

Self-Employed:自営業者

SはSelf-Employed:自営業者。自分で商売をやっている人ですね。文房具屋でもいいし、歯医者や医者、公認会計士や行政書士、整体師や美容師などなど…。この人たちは生命時間ではなく「スキル」を売り物にしていると言われています。

最大の特徴はお客さんが増えれば増えるほど収入が上がることです。会社員の基本給は、めちゃくちゃ頑張っても、まあまあ頑張っても、普通でも、そんなに大きく変動することはありません。多少は売上がボーナスに反映されたり、努力が昇進に影響するかもしれませんが。

その点、やればやるほど収入が増えたり、自分の好きなメニューや単価で仕事ができる自営業者は、収入を自分の力でコントロールしやすいと言えます。

Business-owner:ビジネスオーナー

BはBusiness-owner:ビジネスオーナー。左側のE・Sと右側のB・Iの違いはB・Iが不労収入であることです。「ビジネス」というと取っつきにくいかもしれませんが、「資産(お金を生み出すもの)を所有している人」と考えるとわかりやすくなります。

E・Sの人がもしコロナウイルスやインフルエンザウイルスに感染してしまうと、1~2週間休んだ時に収入が下がってしまうのですが、Bの人は自分が休んでも自分以外の人や物が収入を生み出してくれます。

今流行りのYouTuberもそうですよ。過去に撮った動画に広告がついて、自分がもしインフルエンザで1週間寝ていたとしても、過去のどれかの広告が再生されたりクリックされたりして、収入につながります。

あとは大家さんとか。たまに物件の修理や清掃のチェックをしたり、手続きをして業者に入ってもらったり、入退去の時に書類に目を通したりするかもしれませんが、それは毎日じゃないので。一度良い入居者さんに入ってもらえれば、自分が汗水たらして労働をしていなくたって、家賃が振り込まれます。インフルエンザで寝ていても振り込まれます。

「ラットレースを抜けましょう」とは、「E・Sでの収入からB・Iでの収入による生活に移行していきましょう」ということです。

次に説明するIでは、用意しなければいけないお金があまりにも大きすぎて、チャレンジできない人がほとんどになってしまうから、Bなら努力すればできるでしょ? もし「経済的自由」を手に入れたいなら、Bのようなやり方で頑張るんだよ~というのがロバートキヨサキのすすめです。

Investor:投資家

IはInvestor:投資家。世の中のたくさんの人が手を出しているギャンブル的な株やFXは「投機」と言います。安く買って高く売るやつ(=キャピタルゲイン)。そうではなくて、投資というのは買った時にはすでに勝ち(利益)が確定しているものです(=インカムゲイン)。

同じ株だったとしても「いずれ売るために買う」のではなく、定期的にもらえる「配当」を目当てに株を所有しておく感じですね。投資の知識も元金もかなり必要になります。

趣味やお小遣い稼ぎで個人向け国債を買うなど、投資にチャレンジするのはOKですが、まともに「職業は投資家です」と名乗れるくらいになるには、元手が億とか兆単位で必要です。あまり現実的ではないですね。

今回はこのテーマについて初めて書いたので、知らなかった方は「そういう考え方が世の中にあるんだね」というぐらいで覚えていただけたらなぁと思います。

一言でまとめると、「経済的自由のためにはE・S以外のことも頑張るといいよ」ということでしたね。不動産や会社をボーン!と購入して運営できる方はそれでもいいのですが、私は凡人なので、凡人でもできる資産形成を少しずつ積み重ねていこうと思いました。興味のある方はこちらの記事もご覧ください→「凡人がKindle出版に挑戦してみた理由と感想|自分の力で稼ぐ|不労収入に挑戦

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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