登録販売者とは|薬剤師との違い|本気になれた理由|窓口で願書取得してみた

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こんにちは。

私は去年「登録販売者」という資格試験を受けようとしていたのですが、感染症によるドタバタもあったせいか受験せず、今年に改めて受験することに決めました。そのことについて書いていきますね。

登録販売者とは|薬剤師との違い|第二類医薬品・第三類医薬品を販売できる

このページを開いてくださっている方は、もう登録販売者が何なのかはご存知かもしれませんが、載せておきましょう。

「登録販売者」とは、ざっくり言うと「第二類医薬品・第三類医薬品を販売できる者」です。2021年5月時点では実務経験なしで受験できます。ただし、一人で販売するためには2年の実務経験が必要となります。

(詳しくはこちらへ→「東京都福祉保健局>健康・安全>医薬品の安全>登録販売者試験について>登録販売者制度の改正について」)

ちなみに「薬剤師」はこれに加えて第一類医薬品の販売調剤業務ができます。

(“調剤とは、処方箋に基づいて医薬品を揃え、患者に交付する業務。医師・歯科医師・獣医師から発行された処方箋が正しいかを確認し、薬剤を計数・計量して患者に薬剤を交付するまでの一連の流れを総称した言葉である。”

引用元→「製薬・医薬業界の転職支援 Answers(アンサーズ) TOP>用語辞典>職種・仕事・資格関連の用語一覧>調剤」)

それぞれの医薬品の違いについて書いておきます。

第一類医薬品

医薬品定義:一般用医薬品としての使用経験が少なく、副作用などで安全性上、特に注意を要する成分を含むもの。

製品例:解熱消炎鎮痛薬の「ロキソニン」、胃腸薬の「ガスター10」など。

第二類医薬品

医薬品定義:副作用などで安全性上、注意を要するもので、まれに入院相当以上の健康被害が生じる可能性がある成分を含むもの。

製品例:便秘薬の「コーラック」、胃腸薬の「正露丸」など。

第三類医薬品

医薬品定義:日常生活に支障があるほどではないが、身体に不調が現れるおそれのあるもの。

製品例:ドリンク剤の「リポビタンDロイヤル」整腸剤消化剤など。

(引用元→「なるほど!ジョブメドレー>職種・資格を知る>【2021年最新版】登録販売者とは?資格の取り方・給料・試験内容…

製薬・医薬業界の転職支援 Answers(アンサーズ) TOP>用語辞典>業界用語・専門用語関連の用語一覧」)

「消毒用エタノール」などもそうですが、第三類医薬品は危険性が低いため、薬剤師や登録販売者の管理・指導の下でネットショップ販売も可能です。こんな感じ。↓

登録販売者は国家資格?

登録販売者の資格は、総務省の「国の資格制度一覧」にも記載されており、厚生労働省の所管となっています。

しかしながら厚生労働省によれば、”現状「国家資格」という言葉の定義がなく、「この資格は国家資格ですよ」とご案内することができない。よって、登録販売者が国家資格かどうかを明言することもできない“そうです。

(引用元→「なるほど!ジョブメドレー>職種・資格を知る>【2021年最新版】登録販売者とは?資格の取り方・給料・試験内容…」)

文部科学省のサイトでは「国家資格」についてこのように書かれています。これを見る感じ、登録販売者も厚生労働省の管轄において、各都道府県が行っている試験なので通ずるところがありますね。

(画像元→「文部科学省>国家資格の概要について」)

サイトによっては「国家資格」に含めてしまっているところもあります。

(参考→「資格の王道>HOME>国家資格一覧のページ」)

厚生労働省が「国家資格」の定義を決めていない現段階では、最終的には各自の解釈にゆだねられてしまいますね。家族や友人に「それって国家資格なの?」と聞かれた場合は「厚生労働省の所轄だよ。」と言えば、納得してくれるのではないでしょうか。(2021年5月現在。)

なぜ受験しようと思ったの?|自然療法が好きだから

もう知って下さっている方もいるかもしれませんが、率直に言うと私は自然療法(アロマなど)が好きだし、広めていきたいと思っています。

西洋医学では異常がないはずのところに、対処できるところが面白いなと興味を持つようになりました。

(私が自然療法に目覚めたきっかけを知りたい方は、こちらの記事もどうぞ→「腰痛をきっかけに、自然療法に興味を持った。」)

木も見て森も見る|全体を把握して一人一人に適切なボールを

じゃあその自然療法とやらを広めるために、どういう行動を積み重ねていくのかという話になりますね。

すでにがっつり興味を持っている人からよく知らない人まで、どんな人を相手にしても、うまく魅力を伝えられるようになるためには、物事の全体を把握して一人一人に適切なボールを投げられるようになればいいと私は思っています。

「自然療法が好きだから自然療法だけ一生懸命勉強すればいいや」じゃなくて、その周辺のことも把握しておくために、登録販売者試験を受けようと思ったんです。

薬のことを本格的に学ぶなら薬剤師になるのが一番ですが、最低でも6年という月日と何百万円というお金がかかります。「じゃあ今年から薬学部に行きます!」と言い出すには難しく、まずは独学で数ヶ月で取得できる登録販売者の勉強をしようと思いました。

(他にも私のやる気の源について書いた記事があります。

興味のある方はどうぞ→「私が登録販売者の勉強をする理由①|全体を把握する|北風と太陽

自分の提案で人を動かせたらステキですよね→「私が登録販売者の勉強をする理由②|人を動かす|より良い提案をする

やっぱりアロマが好き^^→「私が登録販売者の勉強をする理由③|メディカルアロマテラピーはどこまで薬の肩代わりをできるのか」)

去年と今年の違い|メリットを感じて本気になれた

去年ね…受験しなかったんですよ。例年だと、ゴールデンウィーク明けに都道府県のホームページにて願書配布期間や試験日が発表されます。

しかしながら2020年は感染症の影響がありましたから、どの県も「未定」ばかりで予定が立てにくく、モチベーションが下がってしまったというのが理由の1つ目。(結局、例年から数ヶ月遅らせて開催していたみたいですが、私は気持ちが切れたままだったので申し込みませんでした。)

理由の2つ目が、覚える単語の多さに圧倒されてしまったこと。(笑) 去年までは「健康に良さそうなことを、何か頑張りたい」と手探りしている段階でした。

「具体的に何をどういう風にして、この資格を活かして未来を切り拓いていきたいのか」があまり見えていなかったんです。そんな曖昧な気持ちでは「よっしゃ、最後まで頑張るぞ!」とやる気に火をつけることもできず、いまいち本気になりきれなかったのです。

「やっぱり、自分にはこれじゃなかったのかなぁ…」なんて思いつつ、集めた過去問やテキストをブ〇クオフに売りにいきました。ただ、薬の話に興味がないこともなかったので、気に入っていた1冊だけは残しておきました。時々ブログを書くときに、辞書代わりに使っています。

それで、なぜ去年まで本気が出なかったのに、今年急に本気が出たのかということですが…。

私は今年の4月から「はり・灸、あん摩・マッサージ・指圧師」の国家資格を取るために、専門学校に行っています。やはり起源が古代中国ということで、東洋医学を勉強します。

するとまあ出てくる出てくる。(笑)

気虚、陽盛、虚寒、うんたらかんたら…という用語が飛びかい、「あっ!これは去年より確実に覚えやすくなっているはず!(漢方薬のところ)」「逆に、登録販売者の勉強をしておけば、東洋医学や生理学の授業の理解もしやすくなるかも!」というメリットをドカンと感じました。

「これは絶対に勉強すべきだ」ということが身に染みたんですね。

「国際化の時代だし、英語を喋れたほうがいいだろう」ではあまり上達しないけれど、自分や家族が海外への異動を命じられたら必死こいて勉強するのと似ています。「本当にやったほうがいいんだな」と思えたから、火がついたんです。

登録販売者の願書取得方法|窓口で取得してみた

私は東京都の試験を受けるのですが、東京都福祉保健局のサイトには、“願書の配布は、窓口配布と郵送配布で行います”と書かれています。

(参考→「東京都福祉保健局」)

↑のリンク先のページの、「都内の保健所一覧(PDF:132KB)」を開いたところ、歩いて行けるところに保健所があったため窓口に行ってみました。

窓口に行くと、段ボールを切り抜いて作ったようなファイルボックスに、このような透明な袋に包まれた書類が入っていました。

私が「必要な書類ってきっと何枚かあるよね?他のはどこにあるんだろう?」と見まわしていたら、奥から職員さんが出てきて「その中に必要なものは全部入っていますから^-^」と教えてくださいました。

家に帰ってきて開封。

拡大していただくと、右上の書類に「表面」と書いてありますが、裏面は領収書を貼り付けるスペースとなっていました。

同封の冊子を見ながら進めていけば、特に困ることはありませんでした。

受験者が本人であるか確認するために、写真が必要となります。家に履歴書サイズの写真しかなかったので、証明写真機でパスポートサイズ(4.5×3.5cm)の写真を撮ったら800円。(^_^;)

振込や記入を終え、封筒を簡易書留で送ったら、私は440円かかりました。普通郵便で出さないように注意ですね。

あと、受験料を振り込むときもATMやコンビニではできず(2021年5月現在)、銀行等(冊子内に説明あり)の窓口に並ばないといけないので、お昼休みなどに行く方は時間に余裕のある時がおすすめです。

登録販売者の勉強は独学?|ネットで教材購入|授業を聞いて効率的に

去年受験を検討していたときは、テキストと過去問を購入し、完全に独学で勉強するつもりでした。

しかし今年から学生を始めて、改めて「授業」のすごさを実感。一人で本を読んでいるよりも、誰かの解説があればすごく効率的に頭に入ってきますよね。全然覚えやすさが違います。

ということで、ネットで教材を購入しました。私は「通常パック[短期]」にしました。

(公式サイト→「登録販売者 総合情報ポータル>ポータルトップ>登録販売者になるための試験対策>登録販売者試験対策テキスト>ココデル虎の巻」)

アマゾンでも買えます。

去年、通学のみのスクール見学にも行きました。モチベーションを保つのに良いなと思いましたが、学校に行って帰ってきて、また学校に行くのも疲れてしまいそうな気がして、通信講座に決めました。

おまけ:次に興味がある資格|国際中医師

「あ、ナツさん、まだ資格マニア続けてたんですか?(^_^;)」って感じですね。

いや~私も呆れちゃいますけど、しょうがないから諦めました。(笑) 何だか勉強するのが好きらしいです。

先ほど書いたように、専門学校で勉強しているんですが…専門学校は「国家試験に合格して職に就く」っていうのが目的ですからね。実際の治療に結びつく事柄ももちろん教えてくれますが、「国家試験に合格するための勉強」という意味合いもゼロではありません。

時間も限られていますので、カリキュラムが国家試験に出る範囲に絞られています。「派生することをガンガン調べて、ガンガン考えて…」っていうよりは、必要なものをやる感じなので「もっともっと学びたいな」と思ってしまいました。

解剖学や生物学の授業をきっかけに「もっと体のこと学びたいって思うから…そうすると医学部?でも漢方の話も好きなんだよな~。となると薬学部?6年と、お金はウン千万円でしょ?うーん…」と考え、医学部の学費をネットで検索。

「お~国立だと一般学部並みなのか。でも予備校とか行くならそれだけで150万円とかかかるよね~。」なんて考えて…。

その後「漢方専門医っていう資格もあるのか。でも医師免許必須ね。なるほどなるほど。」とか、色々調べていました。

そして偶然「国際中医師」という資格を発見。(日本では医師として認められませんが、国によっては医師として活動できるみたいです。)

ざっくり言うと「あなたの体はこういう状態だから、この漢方薬を使いましょう」という見立てができるプロ。

漢方薬って見慣れない漢字が並んでいて難しそうなので、「この症状にはこれ!」と「漢方薬を選ぶこと」に意味があると思いがち。

ですが、突き詰めていくと「あなたの体はこういう状態だから」を見極めることの方が、難しくて重要らしいのです。

だから中医学の勉強は簡単ではありません。でもそれゆえにすごく興味をそそる…。( *´艸`)

まだ受験するかは決めていませんが、面白そうだな~と思っています。通信または通学講座で決められた内容を学ぶと受験資格を得られるらしく、試験自体は年に1回ぐらい開催されているっぽいと私が調べた感じでは思いました。

受講することで受験資格を得られるスクールのホームページを載せておきます。(もっとたくさんあるかもしれませんが、今回は2つ。)

(通信講座→「世界中医薬学会連合会監修 中医学アカデミー>TOP>国際中医師試験>国際中医師とは

通学講座→「本格中医学教育 日本中医学院>中医中薬専攻科」)

皆さんは、どんな目的で登録販売者や薬の勉強をされていますか?^-^

また勉強のことや受験のことで思うところがあれば、記事を書きたいなと思います♪

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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