満足は金で買えない|ローン返済への道①

金で満足が買えると思って、そのために、稼ぎまくってきた貧乏脳は、ある程度のお金を持つようになってから、お金では買えないモノがあることに気づく。したがって、お金を稼ぐことで、新たな不満足を知るのである。

こんにちは。上記は「苫米地英人の金持ち脳~捨てることから幸せは始まる~」からの引用です。

旦那が読め読めとうるさいので(笑)、通勤時間+αで読み終わりました。家で読書をしたのは久しぶりな気がします。旦那は通勤時間が長いので、通勤時間だけを使って2日で読み終えたそうです。

お金で買える満足もあるかもしれませんが、お金で買えない満足もあります。「お金はいっぱい持っているけど満たされていない人」にはなりたくないですよね。そのためには本当の「金持ち脳」を育てる必要があります。今日はそんなお話です。

この本は

  • 本当の「金持ち」、ウソの「金持ち」
  • 本当の「金持ち脳」を育てる方法
  • 「貧乏脳」とは何か
  • 「貧乏脳」から逃れる方法
  • 「貧乏脳」から「金持ち脳」へ乗り換える仕事の選び方

という流れで書かれています。

私がこの本を読んですごいと思ったところは、全部が強烈ということです。ボクシングなら普通ジャブがあったりストレートがあったりして試合が成り立つけど、全部ストレートのような感じです。サッカーやバスケなら普通はドリブルやパスがあってのシュートですが、それがずっとシュートみたいな感じ。

強いカードをいっぱい持ってるから、ガンガン出せるのです。私は「これぞ!」という切り札が少ないので、アウトプットするときは「起承転結」で1つの強いカードのために色々な要素で補って物語を完成させるしかありません。でも強いカードがいっぱいあるなら「結結結結」でも本を書ききることができます。

どういった書き方がいいかはケースバイケースだとしても、鍛えた頭と豊富な人生経験があれば、そういった勝負の出方もできるんだ……私もそういうことができる人になりたいと思いました。

雷に打たれて約1年でクレジットカードのローンのうち1つが返済完了

さて、ここで1つ嬉しい報告です♪

次の引き落とし(2020年9月頭)で、クレジットカードの支払いのうち1つが終わります!

私は「豊かな人」になりたいと言っていますが、スタートは全然すごい人ではなく借金まみれの(ある意味そちらでは「すごい」かもしれませんね)豊かとは程遠い人間です。

ただ私自身は最初から最後までずっとすごい人よりも、失敗したりどん底を味わった人の話を参考にすることが多いので、私自身の変な失敗談も誰かの役に立てばと思って発信しています。

例えばローンや貯金に対するアドバイスも、敏腕のFPさんが正しく導き出してくれたアドバイスを聞いても「うん、そりゃ理屈ではわかってるんだけどね~。実際はそう計算通りにはいかないんだよね~。無駄遣いだとわかってても、ここで使っちゃって~。」となることがありませんか。私はあります!(笑)

逆に金融系のプロでなくても、「借金200万から貯金1000万円を達成したOLの話」みたいのを参考にした方がうまくいったりします。というわけで私の失敗も誰かの役に立てていただくために発信しますね。

2019年秋、金融リテラシーが抜群に低かった私は雷に打たれました。カマタミワさんという方のコミックエッセイが好きなのですが、彼女も貯金ゼロむしろマイナスからスタートして貯金ができるようになった方です。本の中でこのような文章があります。

「ここで自分の状態を知ったこと、深くショックを受けたことがターニングポイントでした。やっと貯金のスタート地点に立ったのです。この高圧電流のようなショックにより私の生活は変わりました。

(→「ひとりぐらしもプロの域 カマタミワ」)

人はだいたい、めちゃくちゃ嬉しいことかめちゃくちゃ悲しいことでもないと変わりません。私の母は誰が何を言っても「絶対にタバコはやめない!」と宣言していたのですが、「このままだと死ぬ」という強烈な恐怖感を覚えるほどの胸の苦しさから、ある時あっさりタバコをやめました。

私は個人事業主歴が長く、頑張りに比例して収入が増えるので、欲しいものがあったり預金が足りなくなりそうになったら「また来月頑張ればいっか」と気軽にクレジットカードのキャッシングをする癖がつき(←大馬鹿すぎるので絶対に真似しないでください!>_<)、ずっとどんぶり勘定で生活していました。

しかもI社のクレジットカードキャッシングは、翌月一括返済を選べば利息がかからずに利用できます。そして利用可能枠に余りがあれば、次々にキャッシングができるので、ある意味ずっと返すお金を用意しなくても首が回ってしまうのです。

貯金しなきゃ、ローンは駄目、先々のことも考えないと…と頭ではわかっているつもりでしたが、お金を使うことをやめられず常にローンをローンで返しているような地獄の中にいました。(一般的には病気と言うと思います。)

努力という名の呪い

当時お金を使っていたものは食べ物とセミナー代、本代だったと思います。食べ物は「こんなに頑張ったんだから。」と仕事終わりに割高なお惣菜やケーキを買って帰るのをやめられず、向上心という呪いがかかっていて、預金が足りなくてもガンガン本などを買いまくり、勉強していました。

今までお金を使ってきた中でも、本は大きいと思います。「働かざる者食うべからず」じゃないけど、「この世に生まれてきたからには毎日毎日毎日毎日勉強して、スキルアップする必要がある」と思いこんでいたのです。

努力せざる者生きるべからず】とでも言ったらいいんでしょうかね。

私の父は職場から帰ってきたらランニングに行き、休日にはマラソン大会にも出場していて、趣味でもあったと思いますが「努力は大事だから」という理由で取り組んでいたように見えました。

私も「テレビは駄目、ゲームは駄目、昼寝は駄目、だらけるのは駄目、休むのは駄目、1に勉強2に勉強、3・4がなくて5に勉強!なんなら睡眠時間も削って勉強!」と育てられ、「生きとし生けるものは努力をしながら生きている」と思い込んでいました。

旦那は全くそういうタイプではなく、家に帰ってきても漫画を読んだりゲームをしたりします。なので「仕事から解放されて家に帰ってきて、本を読んだり資格の勉強をする時間があるのにどうしてしないんだろう?」と、最初は不思議でなりませんでした。

加えて「得意なことを伸ばす」ではなく「苦手なことを無くす」という方針が身につきすぎてしまったので、勉強してもしても、し足りません。「得意ではないこと」なんて世の中に無限にあります。時間も足りないしお金も足りないのです。

そんなこんなで「苦手なことがあることは駄目なことだ。努力して改善すべきだ。」という思いこみがあったので、以前はローンを組んででも教材を買ったりしていました。(怖い……。)

そういった思考もストレスの原因だったのかもしれませんが(笑)、食べ物でストレスを発散し、I社のクレジットカードではずーっと固定で20万円ほどのキャッシングがありました。

2019年10月に消費税が10%に変わりましたが、それまで波はありつつも順調だった仕事が噓のようにストップしました。完全歩合制のセラピストだったので、お客さんが0なら1日の収入も0。そんな日が何日も何日も続き「このままじゃキャッシングを使ったとしても足りない、首が回らなくなる!」と確信したのが私にとってのターニングポイントでした。

(本当、まともな頭で考えれば早く返済するのは普通のことなのですが、こういうことでもない限り、人って変われないんですよね……。)

文字数が多くなったので、次回に続きます。

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