ビジネスは結果だけが大事なのか

こんにちは!

この記事を書こうと思ったきっかけは、ツイッターです。特にDMで商品紹介してくる人が多いですしね。(^_^;)

私の最も尊敬する人の一人である両学長が「副業始めるのにお金払わなくていいよ」と言っている一方で、「ビジネスは結果だ」「今の環境で結果出せるんですか?」「独学でどれだけ結果出せましたか?」と不安や焦りを煽って、情報商材などを売りつけようとする人と、ビジネス初心者だからこそ善悪の判断がつかず、不安になりお金を払ってしまう人がどうしても0にはならない世の中。

(両学長の今朝のツイートは→こちら

私は普段から「過程」重視の人間なので、「結果」だけが大事なのかなぁと思い、今一度深く考えてみることにしました。

だって……「はじめてのおつかい」は時間がかかっても、品物を間違えても、あのドラマの過程を見るから面白いし、胸を打たれるじゃないですか。

「えっ!?そんなのアマゾンで買えば、大型犬に吠えられることもないし、転んで膝を擦り剥くこともないし、商品が違っていることなんてめったにないし、安全に早く楽に商品を手に入れられますよ!」と言われても何か違う気がしませんか?

小さい子にとっては、見るものすべてが大きくて新鮮で、鎖につながれている犬ですら怖いし、バスや電車に乗るのもドキドキハラハラです。その大冒険の体験に意味があるのであって、「欲しい商品があるんならネットで買えば早いよ」はこの場合違いますよね。

もちろん、色々な価値観が世の中には溢れていると思うので、何にいくら使おうと、その人の人生だから好きにしたらいいわけですし、どっちが正解でどっちが不正解と決着をつける必要もありません。「私だったらこういう考え方が好きだな。」「この場面ならこっちがいいのでは?」という価値観をつづっていきますね。

ビジネスで結果を出さないといけない人ってどんな人?

おそらく結果を重要視しなければいけない人って、店舗を借りて仕入れをして、従業員を雇って、大きな借金からビジネスが始まった人です。

結果を出さない限り生き残っていけないんですよ。家賃の高いところだったりすると、売上が落ちたら即座に首が回らなくなって、お客様の笑顔も従業員の満足度もへったくれもなくなってしまい、問答無用の強制終了になってしまいますからね。

あとは、事業を拡大するために銀行の融資を受ける必要がある人。例えば不動産収入を増やすために物件を買い足したい人は、過去にどんな利回りで運用できているかは審査されると思いますよ。銀行も馬鹿じゃないので、賢くお金を扱ってくれる人に貸したいのは当然でしょう。

最後にコンサルティング系の商品を売っている人。「私の講座を受ければ結婚できるから受けませんか」「僕の講座を受ければ月収100万円になれるから受けませんか」など、コンサルティングのサービスはノウハウの切り売りなどと比較して高額に設定されていることが多いので、「でもこれだけ結果が出せますから」というプッシュが非常に重要になってきます。

ということで、「この教材、サービス、スクール、コミュニティ…etcが良さそうだな」と思ったら、

  • 自分はどれだけのリスクを背負っていて
  • 何に対策するためにいくら払う必要があって
  • 自分のどんな努力やスキルによってそれを使いこなせて
  • いつ投資した額を自分のビジネスで回収できるか

を考えたらいいんじゃないでしょうか。そうしたら変な失敗はしないと思いますよ。

世の中に「良いサービス」「過去に結果を出した人(本人や受講生)が存在するサービス」なんて山ほどあるんですよ。「良さそうだから」でお金を払っていたらキリがないので、気をつけてくださいね。(^_^;)

上記の結果を出す必要がある3例

  • 家賃や仕入れ、給料支払いが多く、借金から始まったビジネスである
  • 事業拡大のために銀行の融資を受ける必要がある
  • コンサルティング系の商品を売っている

がありましたね。

一方、ブログやせどりって、何百万~何千万と借金しなきゃできないビジネスでしょうか?ほとんどリスクを負ってないに等しいですよね。

YouTubeで優良ノウハウを配信している人や、ブログやnoteで発信している人、1000円程度の書籍を出している人もたくさんいるので、不安を煽られたからって、高~いサービスをあえて買わなくてもいいはずです。

甲子園で優勝しない限り意味がないのか

最近コンサル系のサービスの勧誘をしてきた人がいまして、「独学でネットビジネスを1年やっても、全く収益が出なくて月収1000円とかでした。だけどこのサービスを受けたら、3ヶ月で月収100万円になったんです。その1年無駄じゃないですか!だからnatsuさんには同じ道を歩んで欲しくないので、今すぐこのサービスを受けてほしいと思ってるんです。」というよくある流れを作っておられました。(笑)

月収が多いか少ないか、同じお金を得るのに早いか遅いか、を考えるんだったらコンサルティングを受けるのも正解かもしれませんが、最初に書いたように、間違えたって何だっていい、その過程に一生懸命食らいついた体験がその後の人生の糧になるんですよ。

私の弟は中学校の野球部でピッチャーをやっていました。別にプロ野球選手になるつもりはなく、将来は民間企業に就く予定らしいので、中学校卒業までと割り切ってやっていましたよ。

車がなければコンビニや最寄り駅にさえも行けない、田舎の小さな小さな小さな中学校の野球部で、人数も少ないためピッチャーを交代することもできず、試合で手の皮が剥けてもそのまま続ける以外の選択肢がなく、文字通り血と汗と涙の結晶を作って頑張っていました。

お母さん方も「大変」「しんどい」「嫌だ」なんて言いつつも、泥だらけのユニフォームをたわしで擦って、朝早く起きてお弁当を作って、ジリジリと太陽に焼かれながら声が枯れるまで応援して……その横顔は、なんだか嬉しそうなんですよね。

そういうのを見ていると、元気や勇気や感動をもらえませんか。技術巧みなプロのスポーツの試合を観るより、学生の奮闘を観るのが好きという人だって少なくないですよね。

甲子園に出場して、優勝するチームもあれば準優勝のチームもある、甲子園に出場できないチームもある、だけど「優勝しなかったから意味がないのか?」「プロ野球選手になれなかったから意味がないのか?」と言われたら、そんなことはありません。

それを見て元気をもらえる人がいたり、本人の人生の糧になったりしますよね。だから結果だけが大事なわけではないんですよ。人生全体にとってみれば。

私は「豊かな人」になり、50歳60歳70歳になったときに慕ってくれる人がいて、尊敬されるような人間になり、「面白い人だなぁ」と思ってもらうのがゴールです。人生に厚みのある人になりたいのです。

だから仮に独学だと3年かかるブログ・ネットビジネスを数十万払って3ヶ月で大きな売上を出せたとして、月収は増えるかもしれないけど、その経験が分厚くて面白いかと言われると、私にとっては違うんですよね。

「そこでさっさと種銭を増やして、違うビジネスを手掛けてそこで面白味を感じることができるから意味がある」という意見も一理あるなぁとは思いますが、私は違うところに面白さを感じちゃいます。

「独学だと3年かかるって言われたから、素直に3年間ブログ書き続けた結果wwwww」みたいなネタがあったら「ちょっと面白そう」「この人どんだけ変人なんだよ」って思いませんか?(^_^;)

私、そういうのが好きなんですよ。変人なので。(笑)

悪戦苦闘しながらもがいて遠回りして、PV増えないなら増えないなりに「なんで増えないんだろう?」と考える力が人生に厚みを持たせるし、まあいいじゃないですか。

はじめてのおつかいや野球の例を出しましたが、過程>結果の価値観はずーっと変わっていないし、これからも変えるつもりはありません。「自分も似たような考え方です」「自分は違う考え方だけど、面白いなぁと思いました」なんて仲間が増えたら嬉しいです♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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