なぜ人々は健康の大切さを知りながらも、健康な生活を送らないのか?

こんにちは。

先日とある30分のセッションを受けました。そこで私が健康分野で仕事をしたいということを話すと、以下のような切り口を返してくださいました。

  • 健康が大事だなんて、みんな知っている。
  • けど(健康になる方法を)やっていない。
  • なぜミスマッチが起こるのか?
  • どうしてしないのか?
  • それともできないのか?
  • じゃあどうやったらいいのか?
  • そもそも健康を維持するとはどういうことかわかっていない(=知識がない)のか?

私が起業とか独立といったキーワードで情報収集する中で、やっぱり商品を作ったり自分のお店に来てほしいという立場になったとき、人々の抱えている問題を解決するという価値提供によって人から信頼され、飯を食えるようになるというのがマーケティングの基本だと感じました。

大きな会社で仕事している場合もそれは変わらないのですが、部署が分かれていたりして、成果給の営業さんなどは常に意識しているかもしれませんが、あまり「売上売上!」という雰囲気に私の場合は遭遇したことがないので、個人や小さな集団で商売をするときのほうが、より「ニーズを満たす」「問題を解決する」というテーマが顕著になっている気がします。

この切り口を聞いたときに「そっか、それが大事だったよね」とマーケティングの講座で学んできたことを思い出しました。

そこで私が「問題」だと思ったことは、「健康に投資することの重要性をみんなが認識していない」ということでした。

また人生における大事なものとして「お金」があげられますが、みんな「幸せで豊かな人生を過ごしたい」と思っていながらも「幸せで豊かな人生の過ごし方」について教えてもらったこともないし、学ぼうと思ったこともないんですよね。

お金に関しても「どうにかしなきゃ」「頑張らなきゃ」「お金がない」なんて口にしながら、お父さんやお母さんがリビングのテーブルで資産運用の情報収集をしたり、お金の大切さを勉強したり、お金のセミナーに「いってきます」と言っている姿を見たことがあるでしょうか。

健康に関してもそうです。食物アレルギーや重度アトピーのお子さんがいる方であれば、原材料をよく見たり、少しでも刺激の少ない洗剤や衣服を買うなど、体に気を使った生活をしているでしょうが、多くの人はそんなことはしません。

「健康第一」という言葉を聞いたことがあっても、よっぽどの重症でない限りは頭痛や腹痛を我慢して市販薬を飲んで会社に行ったり、仕事が忙しかったからといって、ご飯を外食やお惣菜で済ませることも少なくないはずです。

それを責めるつもりはありません。私だって外食しますし。だけど理論的に考えれば、体調がすぐれなければ安静にするべきだし、「健康第一」ならば仕事を途中で放り投げて体に良い食事を作るほうが優先ですよね?

結局私たちも私たちの親の世代も、「健康第一」という言葉自体は知っているけれど、人生で健康を大切にしながら過ごすとはどういうことなのか、どれだけの必要性があり、時間やお金や労力をどれだけ・どのようにかけるべきなのか、ピンと来ていないことがほとんどなのです。

健康系のセミナーに行っても、参加者は健康に興味があって来ているはずなのに、先生が「普段はなにか意識されていることはありますか?」と聞くと「野菜を…食べる、とか?」「手洗いうがいをする…とか?」と少し言葉に詰まって、小さな声で発表するのです。

「健康になりたい・維持したい」「健康を意識する・関心を持つのは良いこと」だとわかっていても、どこからどこまでが健康で、自分はどこを目指したくて、何のために健康を大切にすべきなのかがわからないのです。

その結果、あふれる情報に埋もれて何をどこまでやればいいかわからず、「健康ってこんなもん」「みんなだいたいこんな感じでしょ」と難しいものに蓋をして、結局毎日変わらぬ生活をして、それが親から子へ受け継がれます。

何にも意識しなくても、なんとな~く生きていてずっと痛みや疲労感や不快感がなく、「あー良い人生だった!」とピンピンコロリできる人も中にはいるでしょう。

しかしほとんどの人はネンネンコロリです。平均寿命よりも健康寿命が10年ほど短く、人生の最後の10年は寝たきりで過ごし、病院のベッドの上で亡くなったりします。

3人に2人はガンになり、花粉症やアトピー性皮膚炎が年々増加し、昔は「成人病」と呼ばれていた病気に子供までかかるようになり(だから成人病から生活習慣病に名前が変わった)、薬を飲んでも効かない・薬がないと生活できないほどの原因不明の頭痛・生理痛や腰痛に悩まされたり、不妊症や不育症が増えたり…。

「なんとな~く生きていている人は健康な人生を送れる」「健康について努力した人は、さらにめちゃくちゃ健康な人生を送れる」だったら、私は何も言わないんですけどね。

オゾン層が破壊されて紫外線が届きやすくなったり、大気汚染がひどくなったり、農薬や食品添加物が普及してしまった昨今だと、なんとな~く親や周りの人と同じような生き方をしているだけだと、どこかが原因不明の慢性痛になったり、人生の最後の10年を入院代や薬代にたくさんお金をかけることに費やしてしまったりします。

過去に「麻薬の中毒者だったことがある」というような極端に悪い生活をしていなくたって、普通に生きている人がガンや不妊症になる時代なので、「普通」はすでにアウトなのです。

ということで普通=すでにアウトな時代で、私は病名がつかないようなめまいや腰痛を経験し「普通じゃだめなんだよー!今は何も不自由ないかもしれないけど、今のうちから対策して備えないと後々辛いよー!」という発信をするためにブログを立ち上げたり、他にも案を練っているところなのですが「必要性に気づいてもらう」ということが最も注力していくべき場所だなぁと思った出来事でした。

そうそう、こちらが届いたんですよ。「健康第一」なら「お金第二」でしょうか、人々の関心があるツートップ。外国だとお金の教育が充実しているところもあるようですが、日本って親子間や学校でお金の教育をほとんどしないし「何となく多くあった方がよさそう」ぐらいしかわからない人も多いんじゃないでしょうか。私もお金のプロではないので、これで勉強してみようかなと思いました♪

(→「本当の自由を手に入れるお金の大学」)

ゆるふわで可愛く教えてくれるのかと思ったら、意外にもライオンの学長は関西弁でした。(笑)電車の中で読む予定ですが、イラストや図がわかりやすそうなので、楽しみです^-^

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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