やりたいことが見つからない人がやるべきこと

こんにちは。

自分のやりたいことが何かわからない

就職や転職、自己啓発の本を読んでいるときなど「自分のやりたいことが何かわからない」ということはありませんか?

私はありました。「ありました」というより、そうとしか思ったことがなかったんです。

教育のゴールの記事で書きましたけど、私の親の世代はモノやサービスを作れば作るほどたくさん売れた時代で、機械の普及も進んでいなかったりして、とにかく人手が必要な時代だったんですよね。

「何をやるか」よりも「何番になるか」が重要視されていたんじゃないかなという印象を受けました。もちろん家庭の方針や個人の性格によって差はあったはずですが、とにかく作業作業!手を動かせー!っていう文化だったんじゃないでしょうか。

ところが平成で「ナンバーワンよりオンリーワン」の文化が作られて、私は「とにかく1番を目指せ!」という方針と「個性を尊重した生き方」と、ちょうど文化の境目にいるような気分ですごく精神的にしんどかった記憶があります。

そりゃあ生きていれば世の中の人が全員同じ考えだなんてことはないし、人それぞれの意見があって当たり前だけど、一番身近な大人である親と学校の先生が正反対の意見じゃ、困惑しても当然ですよね。

やりたいことがわからず、就職活動のスタートラインにも立てない

就職活動のシーズンになると、情報サイトやチラシなんかで企業説明会のイベントの案内があったりします。「就職活動のはじめかた」みたいなページを作ってくれていたりするのですが「まず、自分が働きたいと思う企業や興味のある企業のブースを訪問してみましょう!」がスタートなんですよ。

その頃友達と「仕事をしないと食っていけないから仕事をするわけで、別に好きとか嫌いとか言われてもねぇ?好きだからとかじゃなく、生活するために仕事をするんだけど…そういう場合はどのブースを選んだらいいの?」と地面を見つめて話しました。

ずーっと厳しく勉強勉強で育てられてきて、友達と遊ぶ時間も犠牲にして、行きたい大学より(世間的評価が)良い大学に行かされて…今さら「はい!じゃあ行きたい企業を思いついてください!どうぞどうぞ!」って言われても、やりたいことを思いつく力がないんですよね。

私の親は学生のときにめちゃくちゃ遊んで勉強をほとんどしなかったらしいんです。そうすると仕事で不利になってお給料が安くて不幸になったから、私には遊ぶ時間はとらなくていいからとにかく勉強を限界までやりなさい、そうすれば幸せになれるから…っていう教育をしてたんですよ。

だけどね、私の両親はいっぱい遊んだことがあったけど、私は「遊びの時間なんて必要ない」って言われて過ごしてきたじゃないですか。大学に入って「やっとひと段落」「人生の夏休み」って思っても大学やバイト先での友達の作り方がわからないんですよね。(笑)

遊びに慣れている人は「友達の作り方」とか「遊び方」なんて、意識したことすらないと思います。健康な人が健康のありがたみに気づかないように、当たり前になっちゃってるんですよね。

だけど、あまりにもそこから離れてしまうとその力をつけるのに時間が必要になってしまうので、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」…何事もほどほどがいいのかもしれませんね。(^_^;)

ということで、夢や目標・やりたいことを思いつく力も、ずっと使ってないととても衰えると思うんです。

子育てや講師業をやっている人には、相手が夢を話した時に「素敵な夢だね」と言ったり「どうしてそう思ったの?」と突っ込んであげると、その人が将来やりたいことを思いつく力を育めると思うので、ぜひやってほしいと思います。

衰えた「夢探し」の力を鍛え直す

そして私のように自分で自分の夢を見つけたい、見つけなきゃいけない状況の人は、今はその力が衰えていたとしても、繰り返し使っていけばどんどん精度が高まると思うので、夢リスト100を書いてみたり、やりたいこと・行きたい場所の画像を集めたり、そうして自分の心の声に耳を傾ける習慣を持つように意識すれば、だんだん「そうだ!これだ!」というものが見つかると思います。

見つからないうちは何をやるにもモヤモヤしてしまうところですが、とりあえず一瞬一瞬を大事に、目の前のことに丁寧・誠実に一生懸命向き合っていれば、それが「これだ!」の後の人生で活きてくるので、目の前のことを大事にするだけで十分ですよ。

一般的にも言われていることですが、就職活動や自己啓発に取り組んでいて「自分には何が向いているんだろう」「何をやりたいんだろう」と悩んだときは、過去に好きだったものお金をかけてきたものが1番のヒントになります。

私がお金をかけてきたものは「勉強」だった

自分(の心)が何をやりたいと思っているのか、わかってあげることができない」と私はずーっと悩み続けてきました。

ちょっと前はコロナの影響で収入が減り、普段にも増してというか火事場の馬鹿力じゃないですけど、節制に真剣に取り組みました。

直近では複業にも慣れてきてそこまでシビアにならなくなったので、ちょっと使うお金が増えたんです。何にお金を使っているかというと、やっぱり本とセミナー(最近はもっぱらオンライン)なんですよ、ダントツで。

おいしいものが好きなので、飲み物や食べ物にお金をかけるのも大好きなんですが、やっぱり群を抜いてぶっちぎりで本とセミナーです。不思議なくらい。

小さい頃から勉強しろ勉強しろ勉強しろ…と唱えられて育ってきたし、受験生の時なんかは「かならずしぬ」と書いて必死、クラスメイトも血眼になって一生懸命勉強していたから、社会人になっても会社が推奨している資格を取ったり、勉強が当たり前のものとして定着していたんですよ。

みんなそれくらい勉強しているのが当たり前だと思っていました。ところが、会社の集まりや休憩時間なんかで「休日何してますか?」「趣味は何ですか?」なんて雑談をしているときに、みんなドラマ見まくったりライブ行ったりしてるんですよ。そこで「あれ?こんなにガリ勉なのって、もしかして珍しいのかな?」とやっと気づき始めたんです。(^_^;)

マグロが常に泳いでいないと死んでしまうように、私は学びを続けていないとストレスが溜まる、つまり私のやりたいことって「勉強」そのものなのかもしれないな…と2020年に答えを見つけることができたのでした。

それがわかってからは「なるべく勉強の時間を多くできて、飯を食っていける仕事・生き方とは何だろう?」とアイデアノートを作ったり…義務感で無理やり夢リストを書いていたときとは楽しさが全然違います!

「夢を思いつく力がない・弱いなぁ」と感じる方は、ぜひ訓練を繰り返してみてください♪いずれ自分で道を切り開ける力とモチベーションが手に入れられると思います。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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