陰口は3倍不幸になり、影褒めは3倍幸せになる。②
(前回の続きから)
難易度の高い影褒めのかわりに「Winを残す」。
影褒めは本人がいないところで褒めることですね。もちろん本人がいる前で褒めてもいいのですが、影褒めは特に良いと私の好きな”全捨離”の桜庭露木さんがYouTubeで話していらっしゃいました。
(→「8割を手放せばすべてうまくいく! 【全捨離のすすめ】」)
実際影褒めをしようとすると、どんな場面で誰のことをどういう風に褒めようか、難しかったりして。普通に褒めるのだってなかなか難しいですよね。
なので「できることからはじめよう」を合言葉に、相手にちょっとのWin(いいこと・嬉しいこと)を残すことを心がけることにしました。
具体的には、お店に行ったときに良いと思ったことを匿名で問い合わせフォームから送ってみたり、予約サイトの口コミで褒めてみたり…。「影」ではないけど、メルマガやブログの発信者さんに「こういうところがわかりやすかったです」とかプラスの感想を送ったり、体調不良のことが書いてあったら「お大事に」と送ったりなどしています。
私が人生で一番大事にしていることは「自分がされて嬉しいことは人にもする。自分がされて嫌なことは人にもしない。」なので、「影褒め」ではなくなっちゃうけど嬉しいことならまあ合格としています。
挨拶の意外なパワー。
斎藤一人さんは、新幹線の清掃スタッフさんに「あなた方のおかげでいつも快適な旅ができます。ありがとう。」と声をかけると良いなんておっしゃっていましたが、ハードルが高いですよね!?
このぐらいで恥ずかしいとか思っている場合じゃないし、ありがたいと思うんだから「ありがとう」って言えばいいだけなんですけど…緊張してためらってしまいます。
以前の会社を退職するときのこと。その職場には、お手洗いの清掃業者のスタッフさんが毎日いらしてたんです。とっても大きなビルで、たくさんの人が働いていたので、誰がどこの会社のどんな部署の誰なのかってわからない状態でした。
そんな状況でしたが、最後の出勤日にお手洗いに行ったとき「私、今日で退職するんです。いつもきれいにしてくれてありがとうございました。」って震えながら泣きそうになりながら声をかけたんです。(コミュ障すぎ!?)
すると「こんな私なんかに挨拶してくれてありがとう。今までお疲れ様でした。」と返してくださったんです。その「ありがとう」がまた本当に嬉しそぉーーに言ってくれたものだから「あぁ、勇気を出して言ってみてよかったな。」と心の底から思いました。
親子間や夫婦間で、「ありがとう」と思っていてもなかなか面と向かって言えないなんて声も多いですが、言い慣れていない場合は本当に勇気が必要だと思いますよ。
「ありがとう」っていう音の周波数がすごく良いので、心の底から感謝できてなくても、ただ言うだけでもOKなんです。だから呼吸をするように「ありがとう」を口に出して「言ってるほうがむしろ普通」ぐらい習慣化してしまえばいいですよね。「ありがとう」を言われて損をしたり傷つく人なんていないんだから、どうせ無料だしやったれー!(^_^;)
私も新幹線の清掃スタッフさんに言えるようになるまで頑張ろうっと。
それで最後にね、子どもの頃からとにかく挨拶しろ挨拶しろって言われるじゃないですか。家でも学校でも。だから今までそれに良い悪い・プラスマイナス・善悪とか何も考えずに、ただ「やらなければいけないからやってますよー」「普通に言葉を発してるだけですよー」って感じに捉えていたんです。
ところが最近、マンションの中で運送業者さんに「こんにちは。」と言ったら無視して通り過ぎて行っちゃったんです。あとは職場で、直接かかわりもなく一緒に仕事するわけでもないんだけど、建物内で近距離ですれ違ったり、目が合った人に「おはようございます。」「お疲れ様です。」を言ったりするんですけど、無視する人がいたんですよね。
百歩譲ってこちらが何も言わずに会釈もしなくて、お互い無言で通り過ぎたならまだわかる。でもこちらが「こんにちは。」とか言っているのに無視して通りすぎるって酷いよ!と思いました…。
ビラ配りとか何かの勧誘で「こんにちは」「すみません、今お時間いかがですか?」なんて言われたら、返事をしたくない気持ちもわかるけど、マンションの住人だよ?職場のスタッフだよ?そこまで嫌われるようなことしてないよね!?挨拶返すのも嫌!?と驚くとともに悲しくなりました。
という体験から
- 「ヒトは挨拶をされると意外と嬉しい」
- 「挨拶を無視されるとビックリするぐらい悲しい」
ということを学んだのでした。
「自分のかかわった人に小さなWinを残す」をキャンペーンみたいな感じで年末まで重点的にやっていこうと思います。よかったら試してみてくださいね♪
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。