完全ド素人がイラストレーターを目指してみる|紙で練習→デジタルイラストへ|初心者さんは思い通りの線を描く練習から

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こんにちは。お久しぶりです。

最近は次の電子書籍出版に向けて、執筆作業などをしています。

早速本題ですが、イラストレーターなんてものを目指してみたいと思うようになりました。話が長いので、必要に応じて目次から好きな箇所へ飛んでください。(笑)

イラストレーターを目指すメリット

①イラストには天然の広告力がある

2021年にKindle出版を始めた私ですが、その際に全く絵が描けないのでイラストレーターさんに表紙作成を依頼しました。

そこで思ったのが、「イラストって天然の広告作用(!?)がある」ということ。

もしたくさんの人が私にイラストを依頼してくれて、例えば電子書籍を出版してくださったなら、私ひとりが出版するよりも、ものすごいスピードで私のイラスト・名前が広まっていくということです。

いわゆる「多馬力」的な感覚。そこまで売れっ子にならなかったとしても、自分ひとりだけよりは、確実に広まりやすいはずです。

他の仕事でもお客様からお客様を紹介していただくというのは0ではないけれど、それでもイラストほど天然の広告力を持った成果物・サービスって珍しいんじゃないかな~と思いました。

②著作権の壁を越えられる

ブログや電子書籍など、発信活動をされている方なら誰しも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

「あー!これ、自分でちゃちゃっと描けたらいいのにー!」って。

いざとなったら有料でココナラとかで依頼すればいいし、最近の無料イラストサイトって優秀だし、パワポで図形とワードアートを組合せて何とか表現できなくもないけど……

「自分で自分に必要なイラスト描けたら、一番便利だよね」って。(^_^;)

著作権のことを気にせず、追加依頼料金も気にせず、バンバン自分好みのイラストを作り出せたなら、発信活動をしている人にとってはかなりストレスを減らせると思うのです。

絵が苦手なのにイラストレーター!?|学校の授業で絵が嫌いに?

私、学校教育に対して憤りがあります。(笑)

国語の授業で物語を扱い、ひと段落したらそれをテーマに絵を描けと言われ、遠足に行けば絵を描けと言われ、運動会をやれば絵を描けと言われ…

学校ってやたらめったら絵を描かせてくるじゃないですか。

で、問題なのは「まともに教えてくれない」ということ。「じゃあ、自由に描いてみましょう!」って感じで急に始まるんですよね。

そしてさらに問題なのは、自由に描いていいと言われたから描いたのに、それで成績の優劣や○×をつけられること。

「評価をするなら先に評価基準を言うとか、どんな目標を達成するために今の作業をやらせているのか言えよ!」って思ってました。(^_^;)

だって「自由でいいですよ」って言われて自由に描いたら「はい、あなたの絵は×ですね」っておかしくないですか?

自由でいいと言ったなら、全ての絵を認める義務があるはず…って思うのは私だけでしょうか?

しかも私の場合厄介だったのは、親が学校の成績に厳しかったこと。評価基準ややるべき理想について教えられず急に作業スタート、それでも良い成績を取らなきゃいけないなんて至難の業すぎました。

そうなると、天性の才能を持った子だけが楽しめたり褒められたりして、絵が苦手な・才能のない子はずっと苦痛だったり下手なまま学年が上がっていくんですよね。それって授業の意味があるのかな~なんて考えていました。

そんなこんなで私は「絵」に苦手意識を持っていましたが、大人になってちょっと変化がありました。

絵への苦手意識を払拭!?

スマホアプリのおかげで特徴をつかむのが得意と判明

電子書籍の2作目で、繊細で疲れてしまう人の本を書きましたが、私自身も察したり感じ取ったりが比較的得意なタイプです。

大人になってから、スマホアプリで目や髪などのパーツを選んで好きなキャラクターを作ったり(ちなみに2022年4月現在のツイッターのアイコンはユンニドールというアプリで作成)、夫の似顔絵を描いたりする機会がありました。

そうすると友達や旦那、そのまた知り合いなどの人たちが「特徴つかめてる!」「似てる!」とすごく喜んでくれました。

「私は学校の授業のせいで芸術的なセンスが皆無だと思っていたけれど、もしかしてやり方を知らなかっただけで、そんなに壊滅的なわけじゃなかったのかも?」と思うようになったのです。

Webデザインにデザインのセンスは必要ない

そしてさらに、少し前にSHElikesという女性専用のオンラインキャリアスクールの無料体験レッスン・説明会に参加する機会がありました。

私は昔システムエンジニアを目指して挫折しましたが(笑)、やはり在宅・PCひとつでできる仕事の魅力を再認識し、WebデザインやWebマーケティングへの興味が強まっている今日この頃です。

そこで講師の方が「Webデザインの仕事はデザインのセンスがなくてもできる」とおっしゃっていました。

ホームページ作成もそうだし、電子書籍の構成や表紙も何でもそうですが、この世の中には「売れるための型」とか「わかりやすいと思われるための型」とかがあるんです。

セオリーに従ってそれを学んで覚えてアウトプットできるようになればいいので、天才的なひらめきというのは特に求められていないんですね。

きっと小学校時代の絵でも「金賞を取るための型(法則)」があったのだろうと思っています。

だから、ある程度の「かわいいと思われる型」とか「上手く見えやすい型」「伝わりやすい型」みたいなのを愚直にインプットアウトプットして訓練していけば、ある程度まともに見える絵を描ける気がしてきたのでした。

(しかも、イラストだと「ヘタウマ」とか「キモカワ」というのに一定の需要があるので、完璧なイラストを描けなくても、イラストレーターがつとまる可能性もある。)

なぜ独学?|節約しながらスキルアップしたい

自己流は「事故流」!?|節約重視でスキルアップしたい|リベ大動画で納得

私は個人事業主歴が長く、個人事業主というのは休日や収入をサラリーマンの人よりも調整しやすいので「使ってもまた稼げばいい」みたいな感じで、節約よりも稼ぐことにフォーカスしていることが多かったです。(個人事業主でも節約重視の人もいるので人それぞれではある。)

ただ「節約上手になってみたいな」「昔よりも体力が落ちて『どんどん使ってどんどん稼ぐ』が合わなくなってきた」「ライフステージに応じて収支をうまくコントロールする力を鍛えたい」という考えも無いわけではありませんでした。

ブログを始めたばかりの頃、「外に働きに行く」以外で自分を食わせることのできる手段に関心があって、メルマガだとかオンラインサロンとか、ネットだけで仕事が完結する、いわゆる「ネットビジネス」について調べていました。

やっぱり、そういう情報を発信している方々ってプロなので、ランディングページ(メルマガ登録で無料プレゼントとか誘導するやつ)やセールスレター(文字通り商品を売るページ・文章)が上手で、ついつい購入したい欲が高まります。

極めつけが「自動車って、自己流で運転したら事故りまくりですよね? 学科やって教習所内で運転練習して、先生が横について一般道で練習して、免許取ってやっと運転できますよね? それと同様に、ビジネスもしっかりプロに見てもらってやらないと、事故りまくりで稼げないんですよ」という誘い文句。(笑)

それ言われちゃうと、「自己流で(=独学で、プロから習ったりコミュニティに参加せずに)スキルアップを目指したり、副業・複業をすることってダメなことなのかな?」みたいな感じがしてきちゃいますよね。

でもそれは売りたいから言っている言葉であって、その言葉を受けて私が(その講座などの)商品を買うべきかどうかはまた別の話だよな~って悩んでいたんです。

一応衝動買いはせず、冷静に考えてました。(笑)

モヤモヤ~っとしつつ、ある時リベ大YouTubeを見て納得できる答えが見つかりました。

「お金がないから副業をしようってなってるのに、(講座やオンラインサロンに)お金を払ってるじゃん。お金に余裕がある人は購入すればいいかもしれないけど、お金がない状況なのにお金を失いにいってるって、逆になってるじゃん」みたいなことが言われていたんですね。

それが今までで一番「たしかに!」って思える答えでした。

でも、「お金を失いたいわけではないけれど、ビジネス・副業には詳しくないし事故りたいわけじゃない…どうしよう?」って疑問に思いました。

お金をかけずに副業を始める方法

YouTubeやブログをいくつも見ているうちに、お金を失わずに(節約上手なやり方で)副業にチャレンジする方法というのが見えてきました。

①まずはブログやYouTubeなど無料で見られるもの、または本などの比較的安く済むもので勉強して実践。

②最初は10円とか100円しか稼げないかもしれないけれど、試行錯誤しながら質と量を増やしていって、利益(余り)を出して、その余ったお金で良いPCを買うとか高額な講座を受ける。

③それを活かしてまた利益を大きくして、そのお金を使ってもっと設備を良くしたり、スキルアップする。

…っていう感じで、階段式に進んでいくといいのだという結論にたどり着きました。

飲食店とかも、最初は5人以下しか入れないような小さな店から始めて、だんだん利益が出てきたら10人15人20人…のお客さんにサービス提供できるようにお店を大きくしていく…みたいなのが理想なようですね。

なので「自己流で事故って稼げなくてもいいんですか!?」みたいな煽りを一旦スルーしてみることにしました。

(予算が多めにある人や、本業で既にスキルを身につけている人は、最初からケチケチせずに良いPCとかを買うと、「スペックが良いからサクサク仕事ができてガンガン稼げる」から、そこはケチるなという説もあります。人・状況によってどちらを重視したいかで決めると良さそうですね。)

未経験からイラストレーターを目指すためにやったこと

比較的安価な通信講座を検索|下準備の必要性

最初はデジタルイラストの講座を検索しました。ユーキャンで44000円(2022年5月現在)。妥当な・払ってもいいと思える金額ではあったけれど、今年は節約上手なやり方に重きを置きたいので保留。

そして新たに分かったことが一つありました。

私は絵の専門学校や大学は行ったことがない完全な一般人です。デジタルイラスト講座の受講は未経験者も可能なので、下準備をせずに講座の中で勉強していこうと思っていたのですが…

デジタルイラストの講座は、「普段すでに紙などのイラストを描き慣れて活躍している人が、初めてデジタルでイラストを描くときに受講するもの」というニオイを感じ取りました。

それを見越してか、「よくある質問」に初心者でも大丈夫かという質問がありました。

初心者ウェルカムな回答でしたが、そりゃあ売り手側は「どうぞどうぞ!基礎から学べるので初心者の方にも分かりやすい講座となっております」みたいなことを書くでしょうね。

でも(分かりにくいのは論外として)分かりやすかったり、丁寧に説明してくれているかどうかと、初学者が苦痛を感じにくいか?はまた別の話だと思うんです。

私の直感だから、あてになるかどうかはわかりませんが、完全に何かを描くのが初めてというよりも、ちょっとでも下準備をしておいた方が、自分が辛い思いをせずに済むのではないかと考えました。

YouTubeを見てデジタルイラストを描いてみた→全然描けない!

すごくラッキーなことにGさん(夫)がペンタブレット化するノートPC(←言い方わからないけど)を持っていました。

以前の私だったら、一発目から高額講座に飛び込んでいたところですが、YouTubeを流しながら見よう見まねでとりあえず描いてみることに。

感想としては、〇ューピー3分クッキングみたいでした。(笑)

〇ューピー3分クッキング って、すでにある程度料理ができる人が、雰囲気をつかんで「あーはいはい、こういう感じで組み合わせると意外とおいしいのね~、後でやってみよう」ってなるためのコーナーだと思うんです。

全くの料理初心者だったら、「包丁の持ち方は…」とか「肉・魚より野菜を先に切りましょう」とか「なぜここでこの切れ目を入れるのか?」とか「どうしてこの順番で火を通すといいのか?」とか、丁寧な解説があった方が適していると思います。

「プロはこういう仕事をしているのか~」っていう雰囲気はわかりましたが、それを見て同じようにはもちろん描けませんでした。(笑)

唯一収穫したことは、「レイヤー」という言葉を知ったこと。「下書きプレート」みたいな画像を作っておいて、違うプレートを重ねてなぞるように清書(?)して…ってやると、違う場面でも使い回しができたり、修正も簡単ということです。

どうにかそこの手順だけ、YouTubeの再生速度を遅くして読み取り、手元のタブレットで試してみましたが…まず、下絵がめっちゃ下手!線がお手本のように上手く描けない!ということがわかりました。

なぜ初心者さんは絵が下手なのか?|線が汚い

芸術家のような本格的な絵ではなく、丸っこい一筆書きイラストのようなものだったとしても、描こうと思ってすぐに描けるわけではないと気づいた私。(笑)

(「学生時代にノートに落書きしてた人たちって、めっちゃすごいことしてたんだ~!」って今になって思う。)

Kindle Unlimitedに加入しているので、有料の本を買う前にUnlimited対応のもので検索して、こちらを試しに読んでみることに。

読んでわかったことは、初心者さんはまず線が綺麗に描けず、線が綺麗か、ぐにゃぐにゃ・ガビガビなのかによって、上手く見えるかどうかが変わるということ。

あとは、上級者さんは絵の全てに気を配っているのに対し、初心者さんはこだわりたい部分とどうでもよくなっちゃった部分・苦手な部分に差があるということでした。

(この頃ちょうど知人に、アマチュアの絵画の展示会の招待券をもらったので見に行ったのですが、やはり賞を取るような絵は非の打ち所がないのに対し、そうでない絵は(失礼ながら)「あれ? この辺りは時間がなくて無理矢理仕上げたのかな?」と思えるような箇所がありました。)

私はペンタブレットを使っていきなり綺麗な線を描くのは難しいと思ったので、紙でまっすぐな線や波線などを描いてみました。

それから私は字を綺麗に書くために、たまに100均の、ひらがなや漢字練習帳を買ってきて家で練習をしていることがありました。以前買ったものの残りがあったので、美しい線を意識しながら練習帳を使い切りました。

やっぱり思ったのは、たとえなぞり書きであっても、意図していないところで曲がったり歪んだりするということ。

プロのイラストレーターさんでも、仕事の前に毎回ウォーミングアップとして線を描くところからスタートするのも珍しくないようで、これからも線を侮らないように気を付けようと思いました。(^_^;)

大人の塗り絵をやってみた

タブレットで絵を描く前に、紙で描けたほうがいいとわかった私は、紙のイラストを描くための本を検索しました。

高い筆や絵の具などを揃えなくても、色鉛筆から挑戦できるならいいかなと思ったのですが…「線すら思った通りに描けないなら、『色鉛筆イラスト』だって描けないのではないか?」と考えました。

そもそも陰影に注目して見るとか、全体のバランスを考えながら完成イメージを作るとか、「これを上手く描くためにはどうしたらいいかな?」という視点を持たずに生活してきました。

なのでまず塗り絵をやりながら、「この形はどんな線で表されているのかな?」とか「どういう塗り方をすることが効果的なのかな?」と考える習慣を身につけてみることに。

色鉛筆塗り絵特有なのかもしれませんが、例えば植物の茎って、素人の絵だと緑か黄緑一色だけれども、青や黄土色、茶色を重ねたほうがそれらしく見えたりするのです。

「下手に手を加えず、見えたものを見えたままに描け・塗れ」という場合もあるでしょうが、「どういう風に塗ったらそれらしく見えるか」と工夫を凝らす過程は、デジタルイラストを始めた後も役立ちそうでした。

ちなみに私はトンボの24色色鉛筆を買ったのですが、著者の方が使用したのはファイバーカステル社のポリクロモスという色鉛筆だそう。どう頑張っても見本と同じ色を表現できなかったので、トンボの36色を買って、そこからより似ている色を選ぶでもよかったかな~と思いました。(ポリクロモスは高級すぎるため。)

ついにイラスト本を購入

ついにこちらの3冊を購入しました。

Kindle版でダウンロードした一つ目のは電車の中で読む用です。自宅では、まず2つめのMerikoさん著のなぞり描きから始めてみました…。

予想通り、なぞり描きでもお手本から線がずれてしまうことがあるし、なぞり描きを数回やった後に再現しようとしても、全然上手く描けずいびつになってしまいます。(^_^;)

数ヶ月かけて紙のイラストを描くのに納得できるようになったら、デジタルイラストを始めてみたいと思っています。

さいごに|デジタルイラストで何描きたい?

私はアロマや漢方など、植物が出てくる電子書籍をいずれ書きたいと思っているので、その際にその植物の特徴をおさえたイラストを描きたいですね。

「ド素人からイラスト副業で〇円稼げるようになりましたー!」みたいな成果付きだったらよかったのですが、今回は「こんな感じで考えて始めてみます」という記事でした。(^_^;)

また変化があったら書き留めていきます。

ここまで読んで下さり、ありがとうございます。^-^

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